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アニマルサイエンス学科の大辻教授と小林准教授が北千住マルイで講演を行いました!

2019/03/20

平成31年3月14日(木)、アニマルサイエンス学科の大辻一也学生部長・教授と小林豊和准教授が北千住マルイで「ペットを元気で長生きさせる食事~犬と猫のフードの与え方のコツ~」を開催しました。
 
今回のイベントは、本学の研究・教育活動を地元の方に広く知ってもらおうと、北千住マルイと本学が連携して実現ししたもの。当日は、動物を飼っている方、飼おうと考えている方など多くの方が集まり、大辻教授の講演を興味深く聞いていました。また、本学の附属動物病院の院長である小林豊和准教授による附属動物病院の紹介も併せて行われました。
 
イントロダクションでは、来場した人に楽しんでもらおうと「イヌが太るとメタボになる?」、「イヌは少食の方が長生きする?」などクイズ形式で出題し、来場者に答えてもらいました。
 
講演では、イヌの長生きさせるために必要な知識として、ヒトとイヌの死因比較(ヒトの死因が悪性新生物(がん)・心疾患が多いが、イヌの死因は悪性腫瘍・事故によるものが多い)をはじめ、イヌの標準体重の計算法(1歳時の体重もしくは、体脂肪率が20%前後が望ましい)やイヌの肥満の特徴や影響(イヌは悪玉コレステロールが低いため、高脂血症や高血圧、糖尿病になりづらい。肥満は摂取カロリーと消費カロリーのアンバランスのほか、避妊・去勢手術によるホルモンの低下によってもたらされ、感染症や心疾患を罹患する原因になることなど)について解説が行われました。
 
また、イヌを長生きさせる秘訣として、イヌへの適切な食事制限が長寿や疾病予防につながることや、赤ワインやピーナッツの渋皮に含まれるポリフェノールの一種であるレスベラトロールがサーチュイン遺伝子(長寿遺伝子)を活性化することにより、染色体末端にあるテロメアを長持ちさせる方法や、イヌの運動による消費カロリーの計算方法(イヌの消費カロリーは、距離ではなくイヌの体重と時間の積で決定する)も合わせて解説が行われました。
 
講演の最後には、「イヌの体型に合わせた最適なペットフードは?」、「イヌの減量のコツ」、「イヌの食べ物の嗜好性」、「ペットフードの添加物は大丈夫なの?」など飼い主の関心の高い事柄についてQ&A形式で、取り上げられました。
 
大辻教授の講演後には、小林准教授による附属動物病院の紹介が行われ、イヌやネコなどの伴侶動物を飼っている飼い主のお悩みやこれから動物を飼おうとしている方向けに飼う上での注意点などを行動カウンセリングや各種セミナーを通じて行っていることなど診療内容について紹介が行われました。
 
本学附属動物病院のホームページは次のURLからアクセスしてください。
 
・帝京科学大学附属動物病院のホームページ
https://www.ntu.ac.jp/tac/
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