学科概要

学科長あいさつ

  • 学科長・教授 小池 和男
  • 学科長・教授
    小池 和男

 児童教育学科は千住キャンパスの開校とともに開設された新しい学科です。小学校・幼稚園教諭を育成する小幼コースと幼稚園教諭・保育士を育成する幼保コースの2コースから成り立ち、総勢16名の教師陣により本学の特長を生かしたユニークな教育・研究を進めています。
 三つ心、六つ躾、九つ言葉、文十二、と昔から言われているように保育園、幼稚園、小学校は人となりを形成する大切な時を過ごす環境です。児童教育学科はこの時期に子どもたちに寄り添う教育者を育てるという大変重要な役割を担っています。この役割を果たすために学科で組んでいる様々な教育プログラムの一端を紹介しましょう。
 動物介在教育では、学校飼育動物などを介した地域の学校・園との連携活動を進め、いのちの大切さをすなおに感じ取れる感性を育む実践的方法を学びます。生きた動物とふれあうことは百編の言葉より効果があるでしょう。平成23年には動物介在教育の専門家がさらに1名加わりこの分野の教師陣が厚くなります。一方、現代の子どもたちは好むと好まざるに関わらず科学技術の恩恵に浴しています。これを正しく理解できるようにすることは教育者の責務でもあります。その一つの方法としてロボット介在活動をカリキュラムに取り入れています。血の通った生きものと無機質のキカイの両極端にふれることはバランスのとれた人格育成にとって重要なことと考えます。
 人の心を科学的に理解できることは現場の教育者にとって大きな武器になります。学科では心理関係の科目を厚くすることにより卒業とともに認定心理士の資格を得ることができるようなカリキュラムを準備しています。また、学生の自主的な活動を積極的にサポートし、実践力の養成をねらいとして特別実習を4期に渡って設けています。教室での講義や、プログラムされた教育実習では学べない実践力を自らの意志で身につける道筋を与えます。
 さて、何よりも大きな学科の特徴は学科の教師陣全員が子どもたちを育む教育者を育てるという仕事に情熱を持っているということです。学科長としてはこんなに頼もしいことはありません。生まれたばかりの新しい学科ですがこれからの成長を楽しみにして下さい。

児童教育学科の教育の特徴

  1. 教育者になる免許状・資格が取得できます
    小学校教諭・幼稚園教諭コース
    • 小学校教諭一種免許状 ・幼稚園教諭一種免許状
    • 認定心理士資格
    幼稚園教諭・保育士コース
    • 幼稚園教諭一種免許状 ・保育士資格
    • 認定心理士資格
  2. 未来を担う子どもたちをはぐくむ教育者像を明確にしています
    • 「いのちの温もり・大切さを伝えられる教育者」
    • 「豊かな感性をもち、確かな実践的指導力をもった教育者」
    • 「子どものよさや可能性を引き出し、夢と希望を与えられる教育者」
    • 「科学的な創造力と強い意志・責任感をもった教育者」
  3. 子ども文化の創造を支援できる特色あるカリキュラムが用意されています
    • 心理学系カリキュラムの重点化

      複雑化していく現代社会における子どもの健全な発達を支援できるように、人間の発達をきめ細かく理解するための心理学的知識を教授し、認定心理士の資格が取得できるようにカリキュラムが整備されています。発達心理学、教育心理学などの基幹科目以外に、子育ての心理学などを設け、子育て環境としての地域社会を活性化する手法の体験的学習を通して実践力の定着を図るようにしています。

    • いのちの大切さを伝える動物介在教育

      これまでの十数年にわたるロボットや身近な動物を使用した保育活動から得られた確かな実績と知見をもとに、いのちの大切さを伝えることができるカリキュラムが設定されています。「動物介在教育学」「動物介在教育演習」「動物と子どもの生活」など、動物を指導に生かす理論や方法を学ぶ科目が特色としてあげられます。

    • 幅広い見識を身に付けるこどもトピックス

      教育者をめざす学生のために、将来自らが働く環境を体感させ、社会的見識を広め偏らない人格を育成するための科目として「こどもトピックス」が設けられています。
      様々な分野で実際に活動している人が講師となるオムニバス形式の講義です。講師は、保育所、幼稚園、小学校、施設、教育委員会関係者の他に僧侶、落語家、映画制作者、声楽家など多岐に及びます。
      前期に実施した最終講義後の学生の感想では、「自分の将来に必要不可欠な話が聞けた」「教員になる学部は大変と聞いていたので予想通りだった。夢は募るばかりである」「住職や落語家の話は、教育とは関係ないと思いきや、深くかかわっていたので大変勉強になった」など、今後のキャリア形成につながる感想が数多くあげられました。次年度は、今秋客員教授に就任のオリンピックマラソンランナーの浅井えり子氏など、多彩な講師陣を予定しています。このほか、基礎ゼミ、特別実習Ⅰ~Ⅲ、食育を通した学びのカリキュラムなどが豊富に用意されています。

  4. 足立区との連携・協力を通した交流・学びの場で実践的指導力が身に付きます

     足立区では、区や教育委員会をはじめ、教育現場においても、本学の児童教育学科への連携・協力の支援体制を整えていただき、次のような連携・協力の活動ができるようになっています。

    • ボランティア活動の場の提供
      本年7月より、数名の学生が近隣の保育園でボランティア活動を始めています。今後、幼稚園や小学校においても、授業や保育参観、ボランティア活動などの交流の場を広げられるよう、教育現場との連携・協力を深め整備していきます。
    • さまざまな実習のできる協力校・園・施設
      教育者になるためには、教育現場において所定の実習を行うことが義務付けられています。足立区教育委員会では、小学校、幼稚園、保育園などで保育実習、教育実習などができるよう、協力体制を整えていただいています。
    • 子どもたちや現職の先生方とふれあう場やチャンス
    -足立区教育委員会教員研修への 教授陣の協力―

    足立区教育委員会との連携事業として、足立区内の公立小中学校の先生方を対象に、「教科基礎研修(理科)」や「初任者研修」などの講座を実施し、先生方の授業力の向上をめざした研修協力を行っています。また教員に採用されて数年以内の若手教員の研修会「あだち若手教員研鑽塾」の研修の教育手法の研鑽にも協力しています。平成22年5月には開校式と記念講演を千住キャンパスにて実施し、年間を通して定期的に能力開発のためのプログラムを実施するなど、足立区の教育研修活動に対する連携・協力を進めています。このほか、人権教育研修会や教務主任、理科主任、養護教諭研修会など各種研修会で研修協力をし、一層、足立区の先生方と交流を深め、今後、学生が教育現場で子どもたちや先生方とふれあうことのできる場づくりになるよう努めています。



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