日本発達心理学会東京地区シンポジウムで花園先生が講演
(2005/11/19)


 11月19日に早稲田大学で行われた日本発達心理学会東京地区シンポジウム 『動物とのかかわりと子どもの心の発達』にて花園先生が講演されました。


 今まで発達心理学の分野においては、 子どもの心の発達に影響する要因として「親」「子」「物」という三つ関係のみが注目され、 「動物」が注目されるようになってきたのはごく最近のことです。 今回のシンポジウムでは動物の存在が子供の発達に与える影響やその実践について 花園先生を含む4人の先生方がお話してくださいました。

 1人目は京都大学の矢野智司(やのさとじ)先生で「人はなぜ動物を必要とするのか」。 矢野先生の著書である『どうぶつ絵本をめぐる冒険―動物-人間学のレッスン』の話を中心に、 動物絵本を紹介しながら、人間のもつ社会的次元(人間になること)と生命の次元(動物になること)について解説してくれました。
 2日目は日本獣医畜産大学の柿沼美紀(かきぬまみき)先生で「子どもの発達と動物飼育」。 バイオフィリアという仮説をもとに 子どもは種として自然に興味を持つようになっているのではないかなど、 モンゴルの例などを通して発表してくださいました。
 3人目は筑波大学付属小学校の森田和良(もりたかずよし)先生で「モルモットの教室飼育の実際」。 森田先生が受け持つクラスで行っているモルモットの飼育でのエピソードや保護者からの手紙、 モルモット導入にあたって注意した点などをお話してくださいました。
 最後に花園先生が「小学校における子どもと動物のかかわり」と題して、 NHKに取材された番組等を紹介しながら、 帝京科学大学のAAE活動の成果や今後の展望などを発表されました。

講演終了後に討論の時間が設けられ、各先生が参加者の質問に答えました。



▲質問に答える
―箱庭療法は普通1人でやりますが、動物介在箱庭は何人でやるのですか。 また療法的な兆しは見られたのでしょうか。

人数は状況に応じて決めます。心理カウンセリングの可能性としては… この子はどういう子なのかと考えさせられるような作品を作った子がいました。

―小学校での活動ですが、動物に興味がない子や嫌いな子はどの程度いるのですか。

犬などの大きい動物を怖がる子はいますが、モルモット・ハムスターでは稀です。 ハムスターはほとんどOKですね。 無関心な子はいないです。

シンポジウム終了後も、参加者の何人かは「実際にどんなデータが出ているのか」など積極的に質問をしていました。



▲シンポジウム終了後に個別に質問を受ける花園先生






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