生物環境分野
自然や野生動物の生態をフィールドワークによって、体験しながら理解。人間と野生動物や植物の関わりを学び、汚染されてしまった自然環境を浄化・修復していく方法を探っていきます。
近年、日本の森林や里山は放置され、荒廃が進んだ地域が少なくありません。森林や里山が荒れると、川の水の増減が激しくなり、川は汚れ、飲み水にも少なからず影響が出てきます。また、森林や里山の環境の変化によって住むところを失った野生動物たちは、餌を求めて人里近くに現れるようになり、新たな問題を生み出しています。自然環境分野では、自然や野生動物の生態をフィールドワークによって理解し、環境を浄化・修復していく方法を探り、環境に優しい物質やエネルギーを考えます。希望する学生たちのために、生物と環境の関わりについて野外で集中的に学ぶ「生物環境履修プログラム」も用意しています。
主な研究テーマ
下岡研究室
- Teacher's Profile
- フィールドワークを通じて、南米アマゾンの野生クモザル、金華山島や屋久島の野生ニホンザルを研究
- Study Theme
- 霊長類行動生態学、行動学
- Student's Theme
-
- イルカに付着するフジツボの生態
- 鶴川におけるヤゴの分布と生息環境
- 精進湖に生息するブラックバスの食性
- 野生シジュウカラにおける他種との混群形成について
- 自分の興味ある野生動植物をフィールドワークを通じて、研究する
- 南米アマゾンの野生クモザル、金華山島や屋久島の野生ニホンザルを研究してきた下岡先生。研究室ではサルにかかわらず、自分の興味のある野生動植物を研究テーマにすることができます。研究の基本はフィールドワークで、大学周辺に広がる自然に生息するムササビから水生昆虫など、学生たちがテーマとする動植物は多種多様です。


「生物環境特別実習Ⅱ」では、京都と和歌山を訪れ、ニホンザルとアオウミガメの生態と環境の関係を学び、環境保全の現場を体感しています
篠原研究室
- Teacher's Profile
- イルカ・ヒトのストレス評価研究や閉鎖環境・極限環境での居住技術開発にも携わる
- Study Theme
- 動物行動学、行動生態学(社会生物学)
- Student's Theme
-
- 飼育ティラピアの敵対行動はどのような空間条件に影響を受けるか?
- シャチのCellの多様性に関する研究
- クジラの寄生虫Anisakis simplex同胞種間における形態学・遺伝的差異に関する研究
- 環境教育施設の障がい者の利用に関する研究
- ヒトと野生動物・自然との関わりを自ら体感しながら学ぶ
- 海洋動物とその自然環境との関係を動物行動学的なアプローチで探求します。イルカのオス同士が行う交尾のような動作の意味(役割)や糞をコミュニケーションの手段として使っている可能性を研究しています。また、イルカの赤ちゃんの声の特徴や機能、イルカの「方言」の有無、生息環境の雑音にあわせた声の変化などを調べる共同研究などを行っています。

渡邉研究室
- Teacher's Profile
- 専門は環境植物科学。農林水産省農業環境技術研究所の研究員としての経験もある
- Study Theme
- 環境植物学
- Student's Theme
-
- Pb添加土壌におけるカラシナの生育と植物体中Pb濃度
- キャベツ品種アーリーボール及び若峰の生育とCd濃度に対するカキ殻肥料の影響
- Cd添加土壌で栽培したカラシナの導管液中Cd濃度
- 植物の力を使って、有害物質に汚染された環境を修復する
- 重金属等で汚染された土壌の問題が新聞に報じられますが、その修復にはどのような植物が適しているのでしょうか。こうした植物種と生理的機能を明らかにする研究や、土壌の中で生分解性プラスチックが微生物によってどのように分解され、植物生育に役立っていくのかを調べる研究などが進行しています。

ほか、主な研究テーマ
- 鳥や野生動物の音声分析による個体識別
- 植物の新しい機能で地球を救う
- 水生生物の保全と水質分析
- 環境安全と環境のデータベース作り









