TEIKAジャーナル

授業紹介「応用英語Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ」(英語教員 馬場千秋)

2014/04/23

  今回の授業紹介は,共通科目の「応用英語Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ」を紹介します。

  この科目は,本学の専任教員(上野原キャンパス:淡路,千住キャンパス:塩川・馬場)が担当しています。

英語科目としては,「基礎英語Ⅰ・Ⅱ」と「応用英語Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ」があり,「基礎英語」が中高で学んだ文法や語彙の復習と定着を図ることを目標にしていますが,「応用英語」は,英語を「聞く」「話す」「読む」「書く」という四技能を統合的に伸ばすことを目標としています。次に各科目の特徴と私が担当する授業で行っているタスクについて紹介します。

  「応用英語Ⅰ」は,英語を「聞くこと」を中心にしながら,四技能を伸ばします。私が担当する授業では,学生の皆さんに少しでも身近な題材から英語に興味を持ってもらうため,洋楽を取り入れています。また,発音指導や英文の音読(オーバーラッピングやシャドーイングといった応用の活動もあります)を行います。

  「応用英語Ⅱ」は,英語を「話すこと」を中心に四技能を伸ばします。マザーグースの詩の暗唱や,テキストの会話文のペアワークや簡単なスピーチなど,英語を話す第一歩となる練習を行います。

 

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  「応用英語Ⅲ」は,英語を「読むこと」を中心に四技能を伸ばします。いろいろな英文の読み方を練習するだけでなく,「多読」という活動も取り入れています。本学の上野原・千住両キャンパスの図書館には,Graded Readersと呼ばれるレベル別の洋書があります。中には写真にあるような絵本もあります。この多読は,辞書を引かずにやさしい英文を読む活動です。学生が各自のレベルや興味関心に合った本を選び,自宅で本を読み,授業中にグループにわかれて,その内容を発表します。毎週本を1冊ずつ読むことを課しているので,学生たちは少しずつ英語の本を読むことに対する抵抗感がなくなっています。

  「応用英語Ⅳ」は英語を「書くこと」を中心に四技能を伸ばします。英語を書くために必要な英文法の復習をし,英文の暗唱をしてもらうと同時に,いくつかのテーマについて,1~2パラグラフ程度の英文も書いてもらいます。英語を書くことは英語学習の中で最も難しい活動ですが,短いやさしい英文を書くことからはじめて,少しずつ英語を書くことによる自己表現に慣れてもらいます。

  英語を不得意としている人は多いと思いますが,自分なりに努力をすることで少しずつ英語力はついてきます。私の授業では,90分の中でいろいろな活動をしていますので,どれか1つでも「楽しい」と思える活動があれば,一生懸命取り組んでみてください。そうすると,必ず少しずつ英語力がついてきます。私も授業の中で,皆さんに英語学習の楽しさを伝えていますので,皆さんも私が提供する活動の中から何かを発見してください。

 

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