動物、植物など生物は有機分子が合目的的に結合および組織化し集合して構築されたものであるが、それは生命を持った機能個体として高度な各種機能を発現することが出来る。今回は、微生物、昆虫、植物、小動物などを用いて、それらを特殊条件下に置かれた場合に生命を守るためにどんな振る舞いをするかについて調べる。
私たちの研究室では、動物細胞を用いて医薬品を作る研究を行っています。工場で医薬品を作る場合、化学合成医薬品も多いのですが、複雑な構造を持った医薬品は、遺伝子組換えされた動物細胞を用いて作られる場合が増えてきています。皆さんには、動物細胞を、顕微鏡下で見てもらいます。そして、細胞を取り扱うときの基本操作を見てもらい、体験してもらいます。これらの実験から、動物細胞についての理解がきっと深まることでしょう。
昨年、下村 脩先生がノーベル化学賞を受賞されました。下村先生はオワンクラゲが作る「光る物質」の研究を行い、苦労の末にそれが2種類の蛋白質によるものであることを発見しました。その中の1つは緑色の蛍光を発することから「緑色蛍光蛋白質(GFP、外部サイト)」と呼ばれています。GFP発見から約50年、GFPは体内で働いている遺伝子の動きを、生物を生かしたまま調べるために欠くことのできない生物学の重要な道具に発展しました。この体験学習では遺伝子組換え技術を利用して蛍光蛋白質を作るようにした大腸菌をつかって、この不思議な光る蛋白質を体感していただきます。
私たちのまわりには、さまざまな健康評価機器があります。この体験学習では、皆さん自身のこころと体の健康状態を計測します。唾液中のアミラーゼを計測し、あなたのストレス度を評価します。また、血管年齢を評価します。「人は血管から老いる」といわれています。健康な血管の状態について考えてみましょう。
臨床工学技士は、医療技術者の一員として高度な医療機器を操作したり、その保守点検を行うことを主な仕事とする医療系の国家資格です。臨床工学技士の制度が出来たのは比較的新しく、1987年に制定されました。臨床工学コースでは3つのテーマを用意しています。
植物のバイオテクノロジーには、植物を育てる技術(組織培養)、観察する技術、植物に新しい機能を与える技術(分子生物学)など、様々なテクニックが必要です。この体験実習では、こうした植物を利用する様々なテクニックについて、実際に植物バイテクに用いている実験植物や機材に触れながら学びます。体験学習を通して、植物バイオテクノロジーの世界を実際に体験してみませんか!!
私たちの細胞のなかには、ヒトゲノムと呼ばれる、A、G、C、Tの4種類のヌクレオチドが総数で約32億個もつながったDNAという物質が入っています。このヒトゲノムのわずか数%が、タンパク質を作る情報を持っています。では、残りの大部分はどんな働きをしているのか?この謎が明らかになるにつれて、生命現象の理解はますます進み、病気の治療や診断にも役立つでしょう。ところで、皆さんはDNAを見たことがありますか?細胞から取り出したDNAをぜひ見に来て下さい。DNAを 蛍光色素を使って染めると、暗闇でピカッと光るところもお見せします。
インフルエンザ、はしか、みずぼうそう、エイズなどはウイルスの感染によって引起される病気です。エイズはヒト免疫不全ウイルス(HIV)の感染によって免疫力が落ちる病気です。HIVがからだの中で増えるためには、HIV特有の酵素が必要です。この酵素のはたらきを薬(抗エイズ剤)で邪魔できることを観察します。このテーマは3年生で行う実習の一部です。簡単な実験をしてもらいますが、さて、皆さんはできるかな?左写真:ウイルス酵素がはたらくと,反応液は緑色に光ります。
一瞬たりとも休むことなく日夜一生懸命に働く免疫細胞が、体の中のいたるところにいてくれるおかげで、私たちは周りに潜む様々な病原菌に負けずに元気に生活することができています。私たちの研究室では、実験動物を用いて免疫機能に関する研究を行っています。免疫に関連のある細胞として有名なものにリンパ球があります。リンパ球にはT細胞やB細胞といった機能が異なる細胞があり、それぞれ役割を分担しながら免疫機能を発揮しています。私たちは、これらのリンパ球がどのようなメカニズムで免疫機能を発揮しているのかを調べています。今日は、細胞を識別する装置を使って動物のリンパ球を見てみましょう。
どんな生き物でも生体を外界からの刺激に対して身を守るために、生体の外側を表皮で覆い身を守っている。動物、植物でも最大の表面積をもつ器官であり、生命の維持のために重要な役割をしている。そこで、動物や植物について、例えば、昆虫、マウス、ヒトなどの皮膚、また植物の葉、茎の表皮に対して、色々な異物を作用させることによって認識応答する反応に関して、生き物の生命を守るための恒常性の観点から実体験する。