教育・研究

図書館だより 第15号 2001.1.22

[目次]



ホームページが新しくなりました



 帝京科学大学附属図書館のホームページアドレスが変更となり、ホームページ自体も一新しました。(新アドレスhttp://www.ntu.ac.jp/facl/lib/library.html)図書館の利用案内をはじめとした図書館サービスに関する情報のほか、学術情報収集のお役に立つ情報を提供します。 当館ホームページのトップページにアクセスしていただきますと、画面左にインデックスが表示されます。これがそのまま当館ホームページの構成内容となっていますので、インデックスに従って新ホームページをご紹介することにしましょう。

附属図書館トップページ画面



お知らせ
 トップページにもなっています。図書館からの新着情報を随時更新します。

開館日カレンダー
 図書館の開館日程を一目でチェックできます。

図書館概要
 図書館の沿革や施設・設備の一覧、統計等で当館の概要をご紹介します。

利用案内
 利用者の方が受けることのできる図書館サービスをご案内します。また、館内案内図や日本十進分類法(当館で図書を分類する手だてとして採用している分類表)もあります。

蔵書検索(OPAC)
 図書館まで足を運ばなくても、当館で所蔵する図書、雑誌の情報をWWW版OPACで調べることができます。ただし、現在のところは学内限定のサービスとなっています。書名、著者名、出版社、キーワード等、様々な言葉から資料を検索でき、検索結果を表示して、資料の書誌情報や配架場所、貸出などの状況を確認できます。

電子ジャーナル
 本学で利用できる電子ジャーナルの一覧です。学内限定のサービスです。

所蔵資料案内
 当館で新しく受け入れた和雑誌の特集記事と図書の一覧を見ることができます。当館で所蔵している雑誌やビデオの一覧もあります。

図書館だより
 本紙「図書館だより」もWWW上で提供していきます。バックナンバーもあり、これまで刊行されたすべての号を見ることができます。

学術情報へのリンク
 図書館、学会、官公庁のページや図書検索、論文検索のページ、ニュースのページ等、学術情報の収集に役立つホームページへのリンク集です。

 以上簡単にご紹介しましたが、なにはともあれ実際にアクセスしてみてください。皆様の声を取り入れながら、より一層充実させていきたいと考えています。ご意見、ご要望をお待ちしております。


本学の先生方からの寄贈資料(期間:2000年1月~12月)

本学の先生方から、下記の通り貴重な資料のご寄贈を賜りました。厚くお礼申し上げます。

<図書>
益田昭彦先生『新素材プロセス総合技術』
黒田 朗先生『これからの百貨店』
        『百貨店のあゆみ』
        『協会50年のあゆみ』他3冊
高橋 清先生『自己組織化プロセス技術』
        『電磁気学を理解する』
        『太陽電池を使いこなす』他77冊
斉藤幸喜先生『WindowsNTを用いたコンピュータリテラシー入門』
        『読み書きパソコン』他4冊
大山幸房先生『アン女王治世第8年法』
        『外国著作権法令集28』
        『著作権法100年史』他4冊
谷口文朗先生『熊野の謎と伝説』
        『KR-19』
石田宏一先生『カーボンナノチューブの挑戦』
長谷川宏幸先生『The human body』
<雑誌>
大山幸房先生『Newsweek』
村上 雄先生『ふぇらむ』
        『塑性と加工』
高橋 清先生『IEEE Electron Devices Letters』
        『Sciences』
        『Sensors and Actuators A』
        『電子材料』
        『M&E』
        『Sensors and Materials』
        『IEEE Spectrum』
谷口文朗先生『The OECD Observer』
        『Direction of trade statistics yearbook』
        『Government finance statistics yearbook』
        『International financial statistics』
        『Direction of trade statistics quarterly』
        『International financial statistics yearbook』


リレーエッセイ ふたこと・みこと



「今は昔」    

マネジメントシステム学科教授 市川 光男


 昨今の情報技術の変化は目覚ましいものがある。膨大な情報の中から目的とする情報に到達することも難しくはない。研究に利用するための図書に関する情報も調べやすくなっている。デジタル出版、e-bookなど次々と進歩していく。
 ところで50年前状況はまったく逆さまであった。今から53年前、昭和23年4月に敗戦国日本は進駐軍主導による教育の大改革が実施された。旧制教育の六五三三制から新制教育の六三三四制への切換えである。
 敗戦とその3年半後の教育改革は、新制度に即した教育用書籍の欠乏と教育環境の極度の悪化を招き、大混乱を引き起こしていた。
 新制大学の受験生は、新制高校を3年生の1年間だけ勉強した新制高校卒業生(私はその一人)、旧制高校1年生の1年間だけを履修した旧制高校1年修了生、陸軍士官学校生、海軍兵学校予科生などから旧制大学進学を断念した旧制高等学校卒業生などさまざまな修学経歴の持ち主たちであった。
 受験勉強をするにも、新制大学受験用の参考書などあるわけがない。それまでの旧制高校受験用の参考書を利用して、何とか凌いだ。
 新制の学生を受け入れる旧制大学及びその教官も大変であった。昭和24年度から昭和27年度までの4年間、全学科を通じて今までの旧制大学生に加えて、新しく始まった新制大学生を受け入れ、同時に並行して教育しなければならなかった。それまでなかった教養科目文系の教員は新任され増員されたが、理系の教員の増員はなかったように思う。
 こうした中で割を食ったのは新制大学生である。旧制大学の専門科目の教員で、新たに理系教養科目を担当されたある先生いわく、「君たちには気の毒だけど、教養科目を教えたことがない。君たちは実験台だ。」と。テキストはなく、配布資料が頼りの授業であった。数年後にはこの配布資料はテキストに姿を変えて利用されるようになっていた。
 そんな時期であったが、少ない情報を努力して集め、勉強したように思う。
 第1回入学生は、設備・就職の面でも不便を強要された。教室は分散配置され、卒業論文では仮の実験室を使用させられた。就職活動では求職者が旧制と新制を合わせて平年の2倍など、いろいろな試練に遭ったが、それすらすべてを乗り越えた経験が後で非常に役立ったように思う。


お知らせ

★臨時休館について
1月31日(水)本学入学試験のため
2月 1日(木)   〃
3月21日(水)卒業式のため
★春期休業に伴う長期貸出について
期間:1月25日(木)~3月30日(金)
返却日:4月13日(金)
貸出冊数:通常通り
★学部卒業・大学院修了見込みの方へ
図書の貸出最終日:3月9日(金)
返却最終日:3月10日(土)