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第68回「学食のパン」(2012.6)

准教授 濱野 佐代子

准教授 濱野 佐代子

   最近、はじめて本学の学食のパンを食べた。食べてそのおいしさに驚いた。そのパンは、その場で焼かれて販売されている。前回のリレーエッセイで、アメリカ留学についてふれた。アメリカ在住の際に日本食が恋しくなったが、その中でも日本のパンがとても恋しくなっていた。日本のパンは、独自に進化を遂げたものであると考えられる。歴史は知らないが、フランスのパンやイギリスのパン、ドイツのパンを参考に日本人の好みに合うように作り変えられたのであろう。日本のパンはとてもおいしい。留学先のアメリカ人の友人も日本のパンがとてもおいしかったと言っていた。とくに彼が驚いたのはお惣菜を詰めた焼きそばパンだそうだ。その味が忘れられないそうだ。

 
  私は、帰国してからすぐに食べたのは、おにぎりと日本のパンである。私はパンが好きなので、いろいろな評判の店のパンを食べる。フランスやイギリスで出会ったパンで、日本に店舗を出している有名なパンを買い求めたりもする。しかし、日本ならではの日本のパンは何度食べても飽きがこない。海外のレシピで作られたパンは美味しいが、なぜか毎日食べたいとは思えない。


   パンの美味しさの条件の一つに「焼きたて」がある。本学の場合その場で焼いているのだから、その条件はクリアしている。また、値段が割と安い。最近のパンは値段が高い。ケーキと同様の値段をつけているパン屋もある。しかし、パンは食事である。高ければこれも味と同様に毎日食べられない。本学のパンは本当に美味しい。まだ食べたことがない人はぜひ食べてみてほしい。


   焼きたてのパン、いれたてのコーヒー。これがあれば幸せである。日本ならではの日本のパンは本当においしいとしみじみ思った。



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