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第85回「あなたの「センス・オブ・ワンダー」は今でも新鮮ですか?」(2012.12)

講師 木場 有紀

講師 	木場 有紀

  先日、保育内容「環境」Ⅰの一環としてキャンパス近くの公園と河川敷を利用して演習を行いました。授業を通じて定期的に訪れ、定点観測的に季節の移り変わりや動植物の営みの変化を感じ取りたいところですが、いやいやどうして、秋だけでもじゅうぶん充実した活動ができました(「晩秋じゃない?」の声もちらほら挙がっていましたが…)。

  「あきのしぜんをみつけよう」「はっぱじゃんけん」「あきのみのりのひみつ タネのたび」などの活動を行いました。この授業を通じて、見慣れた草木もその移ろいも自然の不思議にあふれていて、そして自然の不思議は身近なところで見つけられること、それを見つけられる目を持っていることが大切であることが伝わっていたらいいなと思っています。

  「自然に親しませるってどうしたらいいのかわからない…」「自分自身も経験が豊富というわけではないし…」「自然のことあまり知らないし…」そんなふうに思う人もいるかもしれません。そんなあなたに心強い言葉があります。R.カーソンの「センス・オブ・ワンダー(原題:The Sense of Wonder)」の一説です。タイトルのセンス・オブ・ワンダーとは神秘さや不思議さに目をみはる感性のことです。


  “子どもに生まれつきそなわっている「センス・オブ・ワンダー」をいつも新鮮にたもちつづけるためには、私たちが住んでいる世界のよろこび、感激、神秘などを子どもと一緒に再発見し、感動を分かち合ってくれる大人が、すくなくともひとり、そばにいる必要があります。(中略)わたしは、子どもにとっても、どのようにして子どもを教育すべきか頭を悩ませている大人にとっても、「知る」ことは「感じる」ことの半分も重要ではないと硬く信じています。”


  「感じる(ことができる)」能力は「知識を持っている」ことよりも勝る。子どもと一緒に再発見し、感動を分かち合う大人としてそばにいればいい。これならできそうな気がしますよね。



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