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教員詳細

淺沼 太郎 (あさぬま たろう)

淺沼 太郎

役職:講師・修士(文学)

主な研究と活動

 私は、学生時代の出会いをきっかけに、社会福祉施設や相談支援事業所などで障害のある人と、そのご家族にかかわってきました。これまで、何らかの生活上の困難を抱える当事者、支えるご家族から、たくさんのことを教わりました。

 生活上の課題に着目するとき、何が難しさに結びつくのか、どのような支援を必要としているか等、いくつもの疑問が浮かびます。たとえば、誰かを傷つけるような言動をとった人が、過去に多くの人から傷つけられていたと分かったとき、支援者はどうすればいいのでしょう。

 いまも実践活動に携わりながら、障害のある人だけが困難を背負わざるを得ないのはなぜか、私たちソーシャルワーカーは環境にどうアプローチしていくのかと問い続けています。なかでも「強度行動障害」、または触法行為につながりやすい人に届くような、具体的な援助方法を研究しています。

 また、職能団体での活動等を通して、ソーシャルワーカーの直面する課題に取り組みながら、現任者養成と専門職教育のあり方について、一体的な検討を進めています。

専門分野 障害者福祉、司法ソーシャルワーク
担当科目 相談援助の基盤と専門職、相談援助演習、相談援助実習指導、他
学位
  • 修士(文学)、大正大学(平成12年3月15日)
免許・資格
  • 社会福祉士(第18816号)
  • 精神保健福祉士(第18510号)
主な論文
  • 淺沼太郎,社会福祉援助技術現場実習における援助関係の基礎的検討−実習生の自己覚知を中心に−,横浜国際福祉専門学校 研究紀要第3号,9-14,2005
  • 渡辺淳,淺沼太郎,石川到覚,高次脳機能障害のある人の地域生活支援,ソーシャルワーク研究No.131(Vol.33 No.3),45-51,2007
  • 中野敏子,浦野耕司,笠原千絵,淺沼太郎,知的障害のある人の支援構造研究,明治学院大学社会学部付属研究所 研究所年報37号,54-56,2007
  • 淺沼太郎,重度・重複障害のある人の地域生活支援について−拠点施設の役割と課題−,リハビリテーション研究No.135,22-26,2008
  • 中野敏子,成田すみれ,淺沼太郎,障害者福祉における「相談支援」形成過程の研究−障害児者「相談」実践の聞き取りから−,明治学院大学社会学部付属研究所 研究所年報42号,79-87,2012
  • 河合美子・淺沼太郎・山田龍,精神保健福祉実習教育における実習指導者と教員の協働−実習指導のあり方ワーキンググループの活動から−,桜美林論考 心理・教育学研究第7号,28-43,2016
  • 三木良子・淺沼太郎,刑事事件に関与した障害者への『入り口支援』の現状と課題−東京における弁護士会と社会福祉職能団体の連携実践を通して−,帝京科学大学紀要第14巻1-8,2018
  • 淺沼太郎・宮本佳子,社会福祉専門職を目指す大学生による地域連携活動事例−地域に根ざした教育実践の意義と課題の検討−,帝京科学大学紀要第15巻191-196,2019
  • 三木良子・淺沼太郎・佐藤妙,刑事事件に関与した障害者へのソーシャルワークの検討~入り口支援における精神保健福祉士としての価値に基づく実践~,鴨台社会福祉学論集,61-65,2019
学会発表(国内学会)
  • 淺沼太郎,河合美子他,実習指導者から変わる、実習の新しい関係づくり~神奈川県精神保健福祉士協会 実習指導のあり方ワーキンググループの取り組み~,日本精神保健福祉士学会第14回学術集会(福島県),2015
  • 関原育,三木良子,洗成子,淺沼太郎,佐藤妙他,入り口支援における弁護士と精神保健福祉士の連携について~東京精神保健福祉士協会司法ソーシャルワーク委員会の実践から~,日本精神保健福祉士学会第15回学術集会(山口県),2016
  • 淺沼太郎,三木良子他,精神保健福祉士と弁護士の連携による入口支援について ~東京精神保健福祉士協会 司法ソーシャルワーク委員会の実践を通して~,日本精神保健福祉士学会第16回学術集会(大阪府),2017
  • 淺沼尚子,淺沼太郎,河合美子他,神奈川県精神保健福祉士協会における実習指導者と養成校教員の協働 ~学生にとってフェアであることを目指して~,日本精神保健福祉士学会第16回学術集会(大阪府),2017
  • 三木良子,淺沼太郎,佐藤妙,刑事事件に関与した障害者へのソーシャルワークの検討~入り口支援における精神保健福祉士としての価値に基づく実践~,日本精神保健福祉士学会第17回学術集会(長崎県),2018
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