地域連携

Topics

千住キャンパスで「アニマルサイエンストピックス」を開催しました!

2018/06/11

平成30年6月8日(金)、千住キャンパスで開催された本学の公開講座「アニマルサイエンストピックス:小動物に対する家庭内看護学」において、車いすを使用した犬のデモンストレーションを行いました。
 
アニマルサイエンストピックスは、動物看護分野を目指す学生に必要な動物看護に関わる広い視点や基礎的知識の醸成や動物倫理の理解を早期から習得することを目的に、動物福祉関連分野の最前線で活躍している方々をお招きし、オムニバス形式で1年生向けに開講しています。また、動物福祉に関心をお持ちの一般の方向けにも公開講座として開講しています。
 
今回は、工房スイーピーでイヌの車いす製作の最前線で活躍している合同会社工房スイーピー代表で動物看護師の川西仁美氏を講師にお招きして、イヌ用車いす製作を始めるまでの変遷や下半身麻痺を患っているイヌへの介護方法について、実際に飼育されているイヌたちと一緒に講演をいただきました。

引き取り手のない犬を預かるシェルターで保護されている犬のほとんどは、しつけがされておらず、新しい飼い主に引き取られても飼い主を噛んでしまうことが多く、家庭犬として社会生活に適用できない状態になっています。
 
今回の講演は、川西氏がイヌ用車いす製作に携わる過程で犬のシェルターの現状を改善しようと思っていたところに犬の保護シェルターについて研究を行っているアニマルサイエンス学科の山本和弘准教授が川西氏に動物福祉に係わる職業を目指す学生に講演してもらえないかと打診があり実現したもの。

川西氏は、ご夫婦でイヌ用車いす製作を大阪で行っており、工房を始めて製作したイヌ用車いすは5~6年でゆえに1800台を超え、イヌ用車いすは犬のサイズや特性に合わせてオーダーメードで作っているそうです。大阪から東京までの遠距離にも関わらず、動物のしつけができる人材を育成したいという川西氏の思いから学生のために今回お越しいただきました。

学生たちは、真剣なまなざしで川西氏の講演の様子をスマートフォンで撮影したり、ノートを取りながら見学していました。また、講義終了後には、学生たちが川西氏に積極的に質問を投げかけるなど学生たちの動物福祉に対する意識の高さをうかがえました。

川西氏が代表を勤める工房スイーピーのホームページは、次のリンクをクリックしてください。
・工房スイーピーのホームページ
https://www.studio-sweepea.co.jp/
TOP