私の担当授業科目は、生物T、生物U、細胞の構造と機能、環境と森林の機能、植物細胞組織特論(大学院)です。これらの講義の概要は以下の通りです。
生物T
生物の基礎を学ぶ。特に、生物を構成する物質、細胞の基本的な構造と機能、エネルギー生産と利用の仕組み、遺伝子のはたらき、代謝と代謝調節などを中心に講義する。
生物U
生物Tに続いて生物の基礎を学ぶとともに、生物と環境との関わりについての基本を学ぶ。例えば、生物の分類と進化、外部環境と生物の関係、さらには遺伝子組換え生物の現状と問題点などについても本講義で触れる。
細胞の構造と機能
細胞は生物の基本単位である。細胞を構成する基本的な構造体とその機能について学ぶ。生体膜の構造と機能、ミトコンドリア、葉緑体、小胞体などの細胞小器官、微小管やミクロフィラメントなどの細胞骨格その他について講義する。
環境と森林の機能
最近、植物、森林がもつ環境保全、環境改善機能が注目され、環境対策、エネルギー対策に植物の機能を活用することが推進されている。本講義では、まず、現在の環境の状況を紹介し、次いで、植物・森林に対する環境の影響、逆に環境に対する植物・森林の影響について講義する。
植物細胞組織特論(大学院)
植物細胞の機能を、特に環境との関係に焦点を当てて、最近の環境問題と植物との関係について、特に植物の生理機能との関係を中心に講義を行う。
実習
1.植物生理実習
課題:植物細胞の浸透圧調節機能
2.植物バイオ実験2
課題:光合成測定法
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