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足立区制80周年記念事業 本学主催「第1回あだちふれあい動物園・講演会」を開催しました!

2012/12/03

 

あだちふれあい動物園

平成24年11月25日、足立区制80周年を記念して、本学主催「第1回あだちふれあい動物園・講演会」を千住キャンパスにおいて開催しました。

今回の企画は、アニマルサイエンス学科と作業療法学科が協力しての企画で、学生たちが案内役となりヤギやハムスターなどの小動物にふれあうことにより、子どもたちが楽しみながらいのちの温もりや大切さについて関心を持ってもらうとともに、講演会として「発達障害児の理解と支援」をテーマに講演会も行いました。

"いのちをまなぶキャンパス"をモットーに「人と動物の共生」について研究している本学の取り組みを地元住民の方々に知ってもらうことを目的に開催しました。当日は障害のあるお子さんもないお子さんもご家族とともに参加され、地元の方を中心に約150人の親子連れの方にお越しいただき、普段は閑静な住宅街に立地する千住キャンパスもこの日はとてもにぎわいました。

次回は2013年2月10日(日)と2月24日(日)に行いますので是非お越しください。

あだちふれあい動物園 あだちふれあい動物園 あだちふれあい動物園 あだちふれあい動物園

 

(1)「動物とふれあおう!」

あだちふれあい動物園

ハムスター、モルモット、ウコッケイ、ヤギなど、いろいろな動物に触れてもらい、楽しみながら「いのち」の温もりや大切さを感じてもらいました。

特にヤギのふれあいコーナーでは、実際にヤギにふれてもらったほか、ヤギの好き嫌いクイズ・18m~30mあるというヤギの腸を再現した模型などの展示を行いました。ヤギの腸を再現した模型では、子どもたちに腸を引っ張ってもらい、腸の長さを実際に体験してもらいました。また、ヘビの「アオダイショウ」も登場し、実際に目にすることが少ない姿を見て子どもたちは最初驚いていましたが、少しずつ触れるうちに喜んでいました。

あだちふれあい動物園 あだちふれあい動物園 あだちふれあい動物園 あだちふれあい動物園

 

(2)「動物博士になろう!」

あだちふれあい動物園

動物に関する知識を学んでもらおうと、学生たちが動物の頭蓋骨を展示し、歯の形などから草食動物と肉食動物の区別をつけることができることを解説したり、動物に関するクイズを紙芝居形式で行いました。

クイズでは、「草を食べるキリンの舌の長さはなんと約40cm!」、「ホッキョクグマのはだの色は実は黒だった!」、「ハリネズミは実はモグラの仲間だった」など見た目から想像できない動物の生態について解説しました。クイズに参加してくれた子どもたちは、その意外な生態にとても驚いていました。

あだちふれあい動物園 あだちふれあい動物園 あだちふれあい動物園 あだちふれあい動物園

 

(3)「作ってみよう!遊んでみよう!」

あだちふれあい動物園

子どもたちにコアラ、カメ、ハムスター、うさぎなどの動物のお面をクレヨンで塗り絵してもらい、お面作りをしてもらいました。

クレヨンを使って、動物のお面を作る子どもたちはとても真剣な表情で取り組んでいました。また、動物に模したピンに輪を通す輪投げゲームも催され、子どもたち同士で輪投げをするなど、とても楽しんでいました。

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(4)「環境エンリッチメント作品展示」

あだちふれあい動物園

学生たちが製作したハムスター小屋の展示も行われました。人の手で飼育されている多くの動物の飼育環境は単純でかつ単調になりがちになるため、動物たちに悪影響を及ぼすことが指摘されるようになりました。そこで昨今では、「環境エンリッチメント(動物福祉の立場から、飼育動物の"幸福な暮らし"を実現するための具体的な方策)」が考えられるようになり、飼育環境に工夫を加えることで動物たちが飼育環境に合わせた幸せな暮らしができるような試みが行われています。

本ブースでは、「動物たちが安全かつ元気に暮らせること」をテーマに学生たちがハムスターを飼育・観察を行い、ハムスターの観察から得られた生態や特徴をもとにハムスター小屋の設計・製作を行いました。ハムスター小屋は、清掃などハムスターを飼育する上で必要な管理面を考慮するとともにハムスターの暮らしやすいよう工夫がなされていました。

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(5)講演会「発達障害児の理解と支援」

あだちふれあい動物園

「第1回あだちふれあい動物園」では、医療科学部作業療法学科 石井 孝弘 教授による講演会も開催されました。

講演会では、長年発達障害を抱えた子どもたちの生活支援に取り組んでこられた経験から発達障害の特徴や生活支援などについて解説がなされ、お越し頂いた来場者の方々は講演の内容を熱心にメモしてしました。また、講演後は質疑応答が行われ、発達障害の理解や特徴について意見交換が行われました。

作業療法学科では動物を介在した療法に関しても学ぶことができる学科としては、日本で由一の学科であり、療法の対象となる障がいのある方やお子さんの理解から始まりひとりひとりに会った療法の取り組みを学ぶことができます。

今回の講習会は地域との連携として行われたものです。

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