TEIKAジャーナル

【柔道整復学科】日本仏教心理学会に参加しました

2019/10/29

10月27日(日)上智大学四谷キャンパスで行われた『日本仏教心理学会第11回学術大会』に参加してきました。
大会テーマは、『仏教心理とグリーフケア』でした。

基調講演では、『救い・癒し・悲嘆~仏教における非』という内容で、
上智大学大学院実践宗教学研究科研究科長・教授・同グリーフケア研究所所長の島薗進先生がご講演くださいました。
島薗先生は、東京大学名誉教授でもあり『日本人の死生観を読む』等の著書でも知られる先生です。
 
宗教はこれまで、目に見えない次元での「救い」を約束することで信仰を得てきたが、現在はそれよりも目に見える
「癒し」を求める傾向が強まってきた。また、その一方で目に見えにくい心の痛み(悲嘆)に重きを置く文化も交流
してきている。
仏教はこうした「心の痛み」、つまりは「非」に力点を置く宗教でもあった。
という内容でご講演頂きました。

医療に関わる職にあるものは、人々の悲嘆に関わることが少なくありません。
悲嘆にくれる人々に対するケアをどう行えばよいのか、また、そこに仏教がどのように
貢献できるのかといったことを深く考えさせられた学術大会でした。
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