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OPEN AIR LAB®

OPEN AIR LAB®とは?

東京西キャンパスは、周囲を奥多摩、丹沢、大菩薩などの山系に囲まれ、すぐそばには富士山を源流とする桂川(相模川)が流れ、遠く相模湾へと注いでいます。
雄大な自然とそこに住む多様な生物たち、そのような環境だからこそ生まれる人と動物の新しい絆。
この場所でしか実現できないこと、それを追求するのが「OPEN AIR LAB」です。

学生や教員の活動が「見える」、
オープンな場所「ブリコラ」

東京西キャンパスの中央部に位置する施設「ブリコラ」は、「OPEN AIR LAB」の象徴となる場です。
ありあわせの材料で手作りするという意味のことば「ブリコラージュ」に由来し、さまざまな実習やワークショップなどが行われるほか、学生グループのミーティングや共同作業、教員とのディスカッションなどのために自由に使うことができます。
内部は視線を遮る壁のないオープンスペースで、教員や学生がどんな活動に取り組んでいるのかが手に取るようにわかり、それが新たな学びやインスピレーションにつながっていきます。


歴史と自然を感じられるよう、ブリコラの梁と柱には大正時代の松の古材を再生したもの、床には日本の山で育った栗の木を使用。周囲にはテラスがあり、内部は学生が自由に使えるコワーキングスペースやカフェカウンター、展示モジュールなどを設置しています。学芸員が常駐し、先生方も交代で自分のデスクを置いて研究します。

実際にどんな活動が行われるの?

現在は、個人の寄贈という形でキャンパス内の遊歩道にベンチを設置する「ベンチプロジェクト」、そのベンチを活用する「障害者乗馬会ボランティア」、また自然との一体感のある案内板をつくる「サイン計画」などが進行中。このほか、自然と人をつなぐことをテーマとした各種の研究プロジェクトもあります。

「ネットワークが舞台」とは?

一般的な博物館は、建物の中に「物」を展示しています。
「OPEN AIR LAB」は、特定の建物ではなく、学生同士や教員同士のつながり、大学と市民のつながり、学内施設や学外施設とのつながりなど、有形無形のネットワークを重視し、そこで行われる「活動」そのものを「展示」と考えます。

どうして「OPEN AIR LAB」を始めたの?

私たち人類は、動物などの自然と共生しながら進化してきました。かつてないほどに都市への人口集中が進んでいる現在、あらためて自然と共生することの意味を考えられる場が必要だと考えたからです。

「ブリコラ」内にはどんなものがあるの?

歴史と自然を感じながら活動できるように、梁と柱には大正時代の松の古材を再生したもの、床には日本の山で育った栗の古木を使っています。内部には、学生が自由に使えるコワーキングスペースやカフェカウンター、小規模な映画会用スクリーン、学外にも持ち出せる展示モジュールなどを設置。教授陣も交代で自分のデスクを置いて仕事をします。

学生が主体となって参加できる?

もちろんです。学生の自由で主体的な活動はOPEN AIR LAB の本質です。関心と意欲のある学生は、友の会に加入することでOPEN AIR LAB の活動に参加できます。ブリコラの運営や学生発案の企画展、研究プロジェクトなどを行うことも可能。特に優れたアイディアは、認定プロジェクトに指定し、その実現を支援します。

東京西キャンパスが、
自然との共生をめざすミュージアムに!

「人類の将来を正しく見据え、生命の尊厳を深く学び、自然と人間の共生に貢献できる人材を養成し、持続可能な社会の発展に寄与する」。
この本学の「建学の精神」のなかで、特に「自然との共生」を追求するために新しく東京西キャンパスに誕生するのが、フィールドミュージアム「OPEN AIR LAB」です。
伝統的な博物館とは一線を画し、キャンパスとそこから広がるネットワークを舞台とし、学生と教員の活動そのものがコンテンツに。自然豊かな立地というアドバンテージを最大限に活用し、持続可能な社会の発展に寄与するための場を学生たちとともにつくりました。

藪田 慎司教授

藪田 慎司 教授