お知らせ

【学生・保護者の皆様へ】本学の学生納付金に対する考え方について

2020/09/04

令和2年6月11日 
 
学校法人帝京科学大学
  学長 冲永 莊八
 
本学の学生納付金に対する考え方について


 平素より本学の教育研究活動におかれましては、ご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。また、このたびの新型コロナウイルス感染症につきましては、各家庭に大きな影響を与えているかとご推察申し上げます。
 本学においては、現在、学生の皆様の健康と安全の確保、感染症の拡大防止のため、オンライン授業を行い、通常以上の業務に従事しています。このことに伴い、実験実習費や施設設備費の返還についてのご質問をいただきましたので、本学における学生納付金の取り扱いについてご説明申し上げます。
 オンライン授業実施等に伴う実験実習費等の一部返還や減免については、本学としましては、ご希望に添えることができないものと考えております。本学における学生納付金は学位授与を見据え、卒業するまでに必要な費用の総額を平準化して設定しております。そのため、各年の学費はこの総額を年数で等分したものであることから、授業方法や開始時期の変更が発生した場合でも、減額できる性質のものではございません。
 また、今回、ご質問いただきました学生納付金の一部である実験実習費については、実習に必要な材料費等のみならず、学外実習等のための連絡調整などを含んだ4年間の費用総額を等分割し、納めていただいているもので、実施時期・実施期間の変更が発生した場合でも、減額できる性質のものではございません。現在は実施を控えておりますが、対面授業が可能になった際の実験、実習についてはすでに代替日の調整を進めております。
 施設設備費(冷暖房費を含む)につきましても、大学の教育研究活動に不可欠な多種多様な施設・設備全体を整備、維持管理していく費用であり、特定の施設・設備の利用料のみに応じて、減額できる性質のものではありません。どうかご理解いただきますようお願い申し上げます。
 しかしながら、通常とは異なるオンライン授業の実施においてご不便をおかけしていることや、感染拡大を防ぐための施設の利用制限によって、教育研究活動に不都合が生じていることに関しては、本学としても大変申し訳なく感じております。
 このため、今後の首都圏における感染状況や感染対策の状況を確認しながら、実験実習等の科目の実施に向けて、準備しているところです。さらに本学ではオンライン授業の導入に伴う通信機器・通信料の負担軽減として修学支援金の支給、ノートパソコンのレンタル、家計急変・アルバイト収入減の支援のための帝京科学大学奨学金制度の拡充など、経済的な支援策を行っておりますので、積極的にご活用いただければ幸いです。
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