お知らせ

自然環境学科 仲山英之教授の卒業研究の結果が山梨日日新聞の一面に掲載されました

2019/01/09

自然環境学科 仲山英之教授の昨年の卒業研究の結果が山梨日日新聞の一面に掲載されました.

 最近,マイクロプラスチックと呼ばれる小さなプラスチックが海洋にたくさん存在していることが明らかになり,新たな環境問題として懸念されています.マイクロプラスチックは主に河川から流出した大きなプラスチックごみが海洋や海岸で微細化して発生していると考えられていますが,最近の河川における調査から,既に陸域で微細化しているものもあることがわかってきました.しかし,河川を対象とした調査はその数が限られており,大半の地域で汚染実態はわかっていません.
 東京西キャンパスが位置する山梨県でもマイクロプラスチック汚染に関する調査はこれまでなされておらず,実態はわかっていませんでした.そこで昨年(2017年度)の卒業研究で,山梨県内の4河川について調査を行いました.その結果が今回の記事内容で,3河川で都市部の河川と同程度汚染が進行していることがわかりました.今年の卒業研究では,海洋に流出する量の見積もりを試みています.プラスチック汚染の抑制につながる研究になることを期待しています.

TOP