TEIKAジャーナル

【作業療法学科】 「作業療法士は何が出来るのでしょう」

2020/04/20

作業療法学科の長谷川です。
新型コロナウイルス(COVID-19)の影響により、しばらくの間、地理的に小さな
枠での生活をする事になります。生活は強制的にスローダウンさせられ、家庭で
過ごす時間が増えています。でもこれは、実際には良い事かもしれません。新しい
事にチャレンジしたり、普段しようと思って出来ていないことが出来るチャン
スだったりなど、私たちは生活を十分に生きる事が出来るはずです。
日常生活の混乱により、心、身体、日々の作業に与える影響にも気を配っていく
必要があります。

「作業療法士は何が出来るのでしょう」

◆ 作業療法士は、人が人生の全ての時期において健康で幸福である事を支援する
  健康専門職です。
◆ 作業療法士は、人がしなければならないこと、したいこと、してほしいと期待
  されることを「作業」と呼び、これに対する幅広い知識を持ちます。
◆ 病気、けが、発達における困難などは、作業を行う力に影響を及ぼします。
      作業療法士は、これらの人々が、作業を行う事が出来るように、人の変化の
  促進が必要なのか、作業や環境の調整が必要なのかを、その人々と共に
  見極めていきます。
◆ 人の変化の促進には、新しい技能や方法の習得が含まれ、作業の調整には、
      同じ作業を違う方法で実施したり、代わりになる作業を見つけたりする事などが
  含まれます。環境の調整には、新しい道具を使ったり、空間の中にある物の
  配置を換える等が含まれます。

日本作業療法士協会並びに県士会では新型コロナ対策として情報発信をしています。
・日本作業療法士協会
http://www.jaot.or.jp/wp-content/uploads/2020/04/message1.pdf
・福島県作業療法士会
https://fukushima-ot.jp/assets/200330covid-19_fukushima-ot_ver1.2.pdf
・東京都作業療法士会
https://tokyo-ot.com/uploads/2020/03/36b28f786fffcab4a2a055981471fdf5.pdf
・奈良県作業療法士会
https://www.naraot.jp/nblog/?p=2954
TOP