TEIKAジャーナル

【作業療法学科】 「はじめまして、こんにちは!」子供の心を掴むには?

2020/06/03

作業療法学科の大関です。
  仕事柄、発達支援で色々な学校に派遣されます。初めての学校で、初めての先生、初めての子供、相手だけでなく私自身も「仲良くなれるかな?」などと緊張します。 
 子供も、初めての「オジサン」に何をされるのか?テストでもされて出来ないことがばれてしまうのでないか?など、言葉にできない緊張感を醸し出している子も中にはいます。 緊張しているのは子供だけでなく、実は先生も専門家に自分の指導方法のダメ出しをされるのではないかなどと不安になっている場合もあります。
 そういう時のために、学校に外部専門員で行くときは、いつも「手品」を持っていきます。100円ショップ程度で買える簡単なものですが、なかなか馬鹿にできません。子供も先生も親も、手品を真剣に見ますが、これがなかなか種がわかりません…何度か繰り返すうちに…わかった!!と嬉しそうな声が…
 コミュニケーションは、言葉での会話で行うと思われますが、実は、このように同じ作業を媒介として作業(手品を見ることも作業です)したり考えたりする共有体験は、一気に心の壁を越えて仲良くなることができます。
心の壁がとれて、ようやく本業開始!
 前回は、編み物を紹介しましたが、手品も私にとって作業療法を開始するまでの心の準備に欠かせない??アクティビティですね。

 
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