TEIKAジャーナル

【作業療法学科】遂行機能障害症候群の行動評価

2021/01/13

作業療法学科の大関です。
遂行機能障害とは、「目標を設定し、そのプロセスを計画、効果的に行動していく事が出来なくなる」高次脳機能障害のひとつです。
遂行機能障害になると、自身で物事の優先順位が付けられなくなり、効果的な判断が出来なくなります。
結果的にいきあたりばったりの無計画な行動や、指示をされないとどうしていいのか分からなくなり立ち往生してしまいます。例えば、日常生活では色々な問題をクリアしながら過ごしていますが、遂行機能に障害が出てくると二つのことを同
時にできなくなったり、手順が覚えられない、スマホなどの機器操作が分からなくなったり、考えて判断しなくてはいけないよう場面をクリアすることが難しくなってきます。
作業療法では、そのような遂行機能障害も対象となり、それらの能力を測る検査も学習していきます。
写真はBADSという検査の6検査のうちの一つです。試験管に入ったコルクを、そこにある道具のみで取り出すにはどうしたらよいでしょうか?というテストです。
皆さん分かりますか?
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