教員詳細
本多 みどり (ほんだ みどり)
役職:学科長・教授・教育学修士
主な研究と活動
これまでずっと19世紀のイギリス教育史を中心に研究してきました。女性教育史を皮切りに、教師がいかなる社会的文脈の中で生き、教育と社会にいかなる影響を及ぼしたか、特に教員養成とライフヒストリーに着目して考察を試みてきました。最近の中心的研究業績は、教員養成運動、女性教育・幼児教育の進展といった教育的事象の結節点であるカレッジ・オブ・プリセプタ-ズ(現カレッジ・オブ・ティーチャーズ、ロンドン大学IOE)に焦点を絞り、同カレッジに集まった3人の人物―イギリス初の「教育学」教授ジョゼフ・ペイン、女性校長会議初代会長フランシス・バス、英フレーベル協会初代会長ビータ・ドレック―に着目し、この3校長が1870年代に同カレッジにおいて中等教員養成のアウトラインを決めたこと、ドレック、ペインの死後、バスが女性中等教員養成運動を推進していったことを明らかにしたことです。ペインは、我が国ではほとんど知られていない人物ですが、リチャード・オルドリッチの『イギリス・ヴィクトリア期の学校と社会―ジョゼフ・ペインと教育の新世界』の翻訳を行ったことで、広くペインの事績と、彼が生きたヴィクトリア期のイギリス社会の一端を紹介することができたと思います(平成25年)。
また、幼児教育科に長く在籍してきた関係で、現代日本の保育内容も研究しています(中・四国保育士養成校教員研究助成採択論文【「保育園における幼児教育の高度化の可能性―恩物教育の実践事例―」】平成27年3月)。
キーワード | イギリス、教員養成史、女性教育史、幼児教育 |
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専門分野 | 西洋教育史 |
主な研究対象 | 西洋教育史 |
主な研究課題 |
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担当科目 | 教育原理・教職概論・道徳教育の理論と実践・基礎ゼミ 等 |
研究室番号 | 5号館 2F |
学位 |
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免許・資格 |
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卒業年月 |
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学歴・経歴 |
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主な著書 |
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主な論文 |
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所属学会等 |
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主な学会発表 |
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その他の活動 |
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