保育・教育実習の流れ
資格取得に向けた実習科目
保育・教育実習の流れ
資格・免許取得のための実習
保育士になるためには、保育士資格、幼稚園の先生になるためには、幼稚園教諭免許を取得する必要があります。帝京科学大学では、保育士資格と、幼稚園教諭一種免許の両方を取得することができます。そしてそのためには、「実習」をしなくてはなりません。実際に幼稚園や保育所、施設などの現場に赴き、子どもたち、入居者、入居児の様子を知り現場で働いておられるスタッフの方たちの仕事を学ぶのです。
保育士になるためには(保育士資格の取得)
保育実習Iを履修した後、保育実習IIか保育実習IIIのどちらかを選択履修します。保育実習Iでは施設実習12日間と、保育所実習12日間のふたつの実習があります。保育実習のための事前指導授業は毎週行われ、準備万端で実習に臨みます。保育実習IIは保育所実習、保育実習IIIは施設実習です。
保育実習I(施設実習)(12日)
授業で学んできた子どもの見方を、宿泊施設などで入居者、入居児の方の姿と重ねて体感することが目的です。宿泊型の施設がほとんどです。 入居者や子どもたちの生活の様子、先生方の援助の仕方などを観察します。
保育実習I(保育所)(12日)
保育所で子どもの日常生活の様子、先生方の援助の仕方などを観察します。12日間の実習を通して、保育所の一日の流れや環境などを知り、将来の保育士としての姿を実感するのです。
保育実習II(保育所実習)または保育実習III(施設実習)
自分の希望職種(保育または福祉)に従って、保育所か施設いずれかを選択し、12日間の実習を行います。この実習では、保育士の助言のもとに、自分で指導案(日案)を作成し、援助の仕方を身につけます。自らの保育観・現代の家庭や社会についての考えを深め、保育者となるための自覚をもつことに繋げていきます。
幼稚園の先生になるためには(幼稚園教諭一種免許の取得)
教育実習Iと教育実習IIを履修します。
教育実習Iでは1週間、観察、見学を中心にした実習を行います。教育実習IIでは3週間、部分実習、責任実習を含め、実習を行いますどちらも半年にわたるしっかりした事前指導の授業を受けてから、現場に赴き、大学に戻ってからも事後指導をきちんと受けることになります。
教育実習I(幼稚園)1週間
保育所実習に続いて、幼稚園で1週間の見学、観察を中心とした実習を体験します。幼稚園と保育所の違いも肌で感じることができるでしょう。
教育実習II(幼稚園)3週間
教育実習IIの事前指導授業で、日案、指導案の付け方、子どもの見方などをしっかり身に付けた上で、3週間の教育実践を行い、実際の現場で指導案を作成し、実施します。保育内容に即して各部分を受け持ち体験し、現場の先生の指導を受けます。こうして幼稚園の保育・教育について総合的な理解を深めるわけです。
本学独自の科目
ここまでは、幼稚園教諭・保育士取得のために、定められた基準に従って養成機関であればどこでも行う実習です。帝京科学大学では、この定められた実習に加えてたいへん多くの実習を用意しています。こうした、子どもたちとじかに触れ合い、幼稚園、保育所の1年を通しての様子を数多く経験できる大学であることは、本学の大きな特徴です。
ふつうは、保育実習、教育実習の場で初めて子どもたち、職員の方々と出会うのですが、本学の教育人間科学部※こども学科の学生たちは、1年生のはじめから現場に何回となく出かけていきますので、実習への不安も比較的少ないといえます。
以下は定められた実習の他に帝京科学大学が独自に行う実習のうち、幼稚園や保育所に実際に出かけていくことの多い授業です。
- 動物・ロボット介在教育実習I・II
- こども文化教育実習I・II
- マルチメディア入門
- 総合演習I・II