アニマルサイエンス学科

コースの紹介

動物看護福祉コース 千住キャンパス

動物の看護・福祉を軸に、専門性をはぐくむ

イヌやネコをはじめとする、幅広い動物の生態について学ぶとともに、高度化する動物医療の現場に対応するための知識と技術を身に付けます。さらに、動物福祉や愛護、栄養やリハビリ、産業動物についてなど、めざす専門性に応じて学びを深め、研究活動にも取り組みます。学内に設置されたアニマルケアセンターをはじめ、学内外での実習も充実。知識と実践力、双方を兼ね備えた人材を育成します。

Point 1

動物看護師をはじめアニマル関連の幅広い進路をめざせる

所定の授業を履修し、実習を行うことで、統一認定動物看護師受験資格を取得できるカリキュラムを整備。動物病院での勤務のみならず、動物を保護するシェルターの職員として、動物検疫などを行う公務員として、ペット関連のグッズやペットフードを扱う企業への就職など、将来の幅が広がります。

Point 2

3つの実習・研究活動から将来の希望や興味に応じて選べる

看護やリハビリなどの「動物看護」、栄養学や衛生学などの「検体検査」、動物愛護や行動学などの「動物福祉」の3 つの領域から選択して研究することが可能です。また、学外での病院実習を単位化する制度もあり、症例動物の看護過程をまとめ卒業研究として発表することも可能です。

Point 3

充実した研究環境を利用して卒業後に活かせる「強み」を育てる

学内に設置されたアニマルケアセンター(ACC)では、多数の動物を飼育しているほか、飼育やしつけなどの実習、動物の行動観察、リハビリによる効果の検証など、さまざまな切り口からの研究が可能です。専門性とともに、論理的な思考力や問題解決力を養います。

理念

動物たちの健康と幸せについて考える

アニマルサイエンス学科は、大学としては日本で初めて動物看護師を育成する学科として平成13年(※1)にスタートしてから10年が経過致しました。この間、先進的で魅力のある多様な研究や社会活動が生まれ、動物と人間との共生について研究する学科として、成熟してきた感があります。

そのような中、平成22年度の本学千住キャンパスの開校に合わせ、より充実した動物看護師養成教育を行う新コースを設置することになりました。従来の動物看護学では、病気やケガをしている動物をケアする医療技術に主眼がおかれてきました。しかし、多くの人にとっては、健康な動物と生活する時間の方が断然長いものです。そのような人達にとっては、日常の健康管理やしつけ等、いかにして健康や行動の問題を予防するかが重要です。

そこで、千住キャンパスに新たに設置された動物看護福祉コースでは、これまでの動物看護学に加え、「栄養学」「理学療法」「行動学」を柱とする新しい教育が行われています。動物愛護・福祉の理念を持ち、コンパニオンアニマルと人のよりよい生活に貢献できる人材を育成します。

教員には、動物福祉、臨床行動学の専門家、動物病院の院長として長い臨床経験を持つ獣医師、人畜共通感染症の研究者等がいます。

※1 平成13年度のみバイオサイエンス学科アニマルサイエンスコース

アニマルケアセンター(東京・千住キャンパス)

東京都足立区に位置する千住キャンパスには、アニマルサイエンス学科の施設として「帝京科学大学アニマルケアセンター」が設置されています。
この施設には、多様な実習に対応できる2つの大きな実習室や、動物の飼育室、卒業研究のための研究室などが用意されています。

※2 現在のところ、一般外来患者を受け入れる動物病院としての開業は予定しておりません

動物看護師を目指す受験生の方へ

アニマルサイエンス学科は、平成21年度入学生から4コース制になりました。東京西キャンパスには「アニマルサイエンスコース」「アニマルセラピーコース」「野生動物コース」の3コースが設置されます。

学科の学生は、3年生への進級時に、自分が所属しているキャンパスのコースに配属されます。ですから、「動物看護福祉コース」への配属を希望する(動物看護師を将来の職業に決めている)受験生の方は、千住キャンパスの入学試験を受けてください。

研究のテーマ・内容

#01動物看護学

イヌ(※3)やネコなどの家庭動物を対象として、動物看護学や基礎獣医学を基本とした動物の健康を守る方法について学びます。動物病院で専門職として働く動物看護 師教育を重点分野として、資格取得をめざします。

※3 小型犬から大型犬までを含みます。

#02動物の感染症

コンパニオンアニマルと野生動物の感染症についての研究が行われています。教育面では病原微生物とそれによる感染症に関する講義が行われており、これは感染症の診断、予防・対策に対応できる専門的動物看護師の養成を目的としています。

#03動物栄養学

脂肪代謝から見たペットの健康管理

イヌやネコの健康維持に必要なエビデンスに基づいた情報を提供するために研究を行っています。主な研究分野は脂肪代謝です。特にイヌの肥満に関する研究を幅広く行っています。小動物栄養学を身につけることで、イヌやネコの適切な栄養指導ができるよう実践的な教育をします。取得できる資格としてペット栄養管理士があります。就職先としてはペットフード関連会社、動物病院、ホームセンターなどが対象になります。

#04動物のリハビリ

障害動物のQOL(生活の質)を高めるため、補助的・代替え的動物医療に関する開発・改良を研究テーマにしています。

  • 障害動物のQOL改善のための外科的看護療法に関する研究
  • 運動器障害動物に対するリハビリテーションの適応プログラムに関する研究
  • 障害に対応する最適リハビリテーションの適応法に関する研究
  • リハビリテーションの有効性の検証法に関する研究
  • 障害動物に適応する補装具・矯正具・義肢等の開発・改良に関する研究 など

#05動物の行動治療

イヌやネコをはじめとするコンパニオンアニマルの適切な飼育を考え実践する力を身につけ、ストレスが動物に与える影響などについて科学的に評価する方法などを学びます。さらに、ペットと飼い主に要求すべきマナーや訓練基準を検討し、認定試験を開発・実施する実験的研究や、イヌやネコの問題行動と予防・修正法を探る実践的な研究に取り組みます。

#06動物福祉論

現代に生きるすべての動物は、何らかのかたちで必ず人間との関わりを持っています。人間は動物を色々な形で利用して恩恵を受けていますが、それによって動物は大きな影響を受けています。動物に対する様々な考え方について、哲学・歴史・法律・倫理・科学といった観点から多面的に考え、動物関連の専門職に就くために必要となる、動物の取り扱いに関する「動物福祉」の概念について学びます。