生体機能・物性の反応操作技術と新科学技術の開拓
自然は科学的にも芸術的にも美しく、自然科学の中で生命科学ほど未知に溢れた学問はありません。当研究室はウイルス、菌類、昆虫、植物、動物など種々の生き物を対象にして異物認識、物質変換、行動制御などについて、新規な機能性に関して知見を得ることを主眼に研究をしております。また、研究は最終的に社会に役立たせることを念頭において、従って研究分野は必ずしもバイオに拘ることなく医学、農学、薬学、工学などとの関連において進めています。研究に当たっては生き物の生命に係わったことだけでなく自然資源の素材として生物医学材料、分子認識材料、電磁機能性材料など高度機能性材料への応用の観点からも開発を展開しています。なお、研究はミクロレベルで行う必要があり、そのためのナノテクノロジーなどの技術開発も独自に進めている。実用性の高いものについては特許を取得し、企業と共同研究で行っています。
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