環境測定車
帝京科学大学自然環境学科は全国大学で初めて
移動環境測定装置搭載の環境測定車を導入いたしました。
測定可能な物質
大気分析
窒素酸化物、二酸化硫黄、オゾン、浮遊粒子状物質、(揮発性有機化合物-予定)
水質分析
各種金属イオン(カドミウム、クロム、カルシウムなど)
陰イオン(シアン化合物、塩化物、硝酸、硫酸イオンなど)
環境測定車のコンセプト
環境測定車は、大気や水を測定する装置を搭載し、どこへでも出かけることができます。環境測定車を用いることにより、定点観測以外の地点で短期から長期にわたり観測することが可能です。自然環境学科では環境測定車によりさまざまな研究を行っています。
本学だけの最新設備、環境測定車
大気中に含まれる物質を自動的に測定する、動く実験室です。水のサンプリング機材と分析装置も備え、サンプルの採取現場でデータをアウトプットすることもできます。日本の大学では本学の自然環境学科だけが所有しています。
大気分析装置
大気中の代表的な汚染物質である窒素酸化物、硫黄酸化物、浮遊粒子、オゾン、揮発性有機化合物をサンプリングの場で瞬時に分析、データ化します。
水質分析装置
カドミウムやクロムなどの各種金属イオン、シアン化物イオンや塩化物イオンなどを含んだ水も、サンプリングと同時に分析します。
気象装置
天候データは計測の条件を把握する上で重要です。環境測定車は微風向風速発信機器、温度発信機器、気圧計、雨量計などを装備し、条件変化もデータに生かしています。
搭載装置
環境測定車には、大気や水を測定する装置が搭載されています。装置はすべて環境測定車の荷台部分に設置されていて、電源を接続することにより使用することができるようになっています。搭載装置には以下のものがあります。
※水質検査装置については測定内容に応じて積み込みします。
二酸化硫黄計 | 測定方式:赤外吸収パルス蛍光法 測定範囲:0~0.05/0.1/0.2/0.5/1ppm |
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窒素酸化物計 | 測定方式:化学発光法 測定範囲:0~0.1/0.2/0.5/1ppm |
オゾン計 | 測定方式:紫外線吸収法 測定範囲:0~0.1/0.2/0.5/1ppm |
浮遊粒子計 | 測定方式:β線吸収法 測定範囲:0~1/5/10mg/m3 |
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微風向風速発信器
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測定車内測定機器①
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測定車内測定機器②