医療福祉学科
- 千住キャンパス
医療と福祉を学び、変化する社会で活躍できる福祉専門職に
急激な少子高齢化、AIをはじめとする科学技術の進歩など、社会が大きく変化しています。そのなかでも福祉職は欠かせない役割を果たします。社会で活躍していくための、知識と技術をしっかり身に付けます。
学科長メッセージ
「いま」に向き合う
学科長・教授
山田 健司
いま世界中で、大変な困難とチャレンジが繰り広げられています。それは生命を救うということだけではなく、人間の生存システムつまり社会経済の仕組みや営み方そのものの危機という困難であり、従来の人間社会のパラダイム(物の見方や考え方、そして仕組み)を本当に転換していかなければならない、というチャレンジを意味しています。医療福祉学科は、この時代において人の生活の土壌と根っこの部分を「医療と福祉の領域で護る」ことに腕が立つ権利擁護のプロを養成する学科です。
学科のとり組み
医療福祉学科は医療科学部に属し、医療との親和性がとても高いポジションにあります。社会福祉士養成課程では、「医療ソーシャルワーク(MSW)」「地域ソーシャルワーク」に重点を置く教育をしています。特にMSWは社会的要請が強く、すでに多くの医療機関に人材を輩出しつつあります。少子高齢化によって急増する入退院者のケアのみならず、地域と医療機関を一体的にとらえ、「医療専門職マネジメント」から「地域生活サポート」までをつかさどるソーシャルワーカーへのニーズは、まさに高まる一方です。診療報酬のなかにもMSWは点数化され存在感をますます増しています。多様に変化する時代の要請に「的確に対応できるMSW」を念頭に、学部から大学院博士課程まで一貫して先進的に医療ソーシャルワーカー養成を展開しています。
「 医療福祉」は、臨床の現場つまり地域や病院で、医療と福祉の専門性を活かして生活を支える、という知識や技術を意味します。MSWの他、具体的には精神保健にかかわるソーシャルワーカー(精神保健福祉:PSW)、介護福祉士養成教育課程などがあります。
PSW過程では、先進の心理社会的な行動療法などを導入し、医療機関と一体的に臨地実習を行っています。また介護領域では介護施設はもとより地域介護にも力点を置いた演習・実習を手厚く行い、着実に実績を上げつづけています。
ただ、資格取得だけが大学の本分ではないため、広く世界に目を向けた教養を身に付け、地域の生活者の実態に向き合う勇気と胆力を育むカリキュラムを組んでいます。
いま社会の中で、自らの生活と権利を共に護り力づけてくれる専門職を待っている人々が増えつづけています。「その方々に応える」ということを胸に、医療科学部の中にある本学科の門をくぐって来られる方を待っています。
学科のとり組み
医療福祉学科は医療科学部に属し、医療との親和性がとても高いポジションにあります。社会福祉士養成課程では、「医療ソーシャルワーク(MSW)」「地域ソーシャルワーク」に重点を置く教育をしています。特にMSWは社会的要請が強く、すでに多くの医療機関に人材を輩出しつつあります。少子高齢化によって急増する入退院者のケアのみならず、地域と医療機関を一体的にとらえ、「医療専門職マネジメント」から「地域生活サポート」までをつかさどるソーシャルワーカーへのニーズは、まさに高まる一方です。診療報酬のなかにもMSWは点数化され存在感をますます増しています。多様に変化する時代の要請に「的確に対応できるMSW」を念頭に、学部から大学院博士課程まで一貫して先進的に医療ソーシャルワーカー養成を展開しています。
「 医療福祉」は、臨床の現場つまり地域や病院で、医療と福祉の専門性を活かして生活を支える、という知識や技術を意味します。MSWの他、具体的には精神保健にかかわるソーシャルワーカー(精神保健福祉:PSW)、介護福祉士養成教育課程などがあります。
PSW過程では、先進の心理社会的な行動療法などを導入し、医療機関と一体的に臨地実習を行っています。また介護領域では介護施設はもとより地域介護にも力点を置いた演習・実習を手厚く行い、着実に実績を上げつづけています。
ただ、資格取得だけが大学の本分ではないため、広く世界に目を向けた教養を身に付け、地域の生活者の実態に向き合う勇気と胆力を育むカリキュラムを組んでいます。
いま社会の中で、自らの生活と権利を共に護り力づけてくれる専門職を待っている人々が増えつづけています。「その方々に応える」ということを胸に、医療科学部の中にある本学科の門をくぐって来られる方を待っています。
学びの特⻑
Point
1
キャリアデザインと3国家資格
福祉の3資格である、「社会福祉士」「精神保健福祉士」「介護福祉士」の受験資格が得られます。合格に向けて力強くサポートします。一般企業や公務員などの就職対策も充実しています。
Point
2
地域でリアルを学ぶ
学生全員が地域に出て住民支援を経験する「福祉科学セミナーⅠ(千住便利隊など)」が学科の特長科目です。福祉職をめざす人はもちろん、一般企業での就職を希望する人にも得られる知見があります。学生の地域活動は、住民や専門職にもとても好評です。
Point
3
将来に向けてスキルアップできる
病院などで働く「医療ソーシャルワーカー(MSW)」の養成に力を入れています。また、グローバルな視点を養える「海外研修」に行くこともできます。医療情報・管理課程の科目などスキルアップをめざせる科目を多岐にわたり用意しています。(医療情報・管理課程は2026年4月開講に向け申請中です。)
4年間の学びの流れ
1年次
ゼミや基本的な科目で、学びの基礎をつくります。取得したい資格を選んでいきます。
主な科⽬ |
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福祉専門演習/危機管理と福祉/高齢者福祉論/精神保健Ⅰ・Ⅱ/介護の基本Ⅰ・Ⅱ |
科目ピックアップ
福祉専門演習
情報リテラシーの習得や大学システムを活用した学習の基礎固めと、グループワークを通して能動的・自律的な学習方法を身につけます。さらに、「認知症サポーター養成講座」を受講することで足立・千住地域の福祉課題を体験的に理解します。
2年次
2年次にはセミナーで全員が地域に出かけ、1年をかけて地域社会のリアルを学ぶ活動をします。さらに、2・3年次では、社会福祉士、精神保健福祉士、介護福祉士の専門的な知識・技術を得ていきます。
主な科⽬ |
---|
生活環境論/福祉科学セミナーⅠ/児童・家庭福祉論/ソーシャルワークの理論と方法・専門Ⅰ・Ⅱ/コミュニケーション技術Ⅱ |
科目ピックアップ
コミュニケーション技術Ⅱ
利用者の状態に応じたコミュニケーションの必要性や技法を習得し、介護におけるコミュニケーションの意義・目的・技法を深く学びます。さらに、チームケアの重要性を理解し、チーム内でのコミュニケーションや会議、事例検討の技術を養います。
3年次
2・3年次では、社会福祉士、精神保健福祉士、介護福祉士の専門的な知識・技術を得ていきます。
主な科目 |
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チーム医療福祉実践論/福祉科学セミナーⅡ/福祉サービスの組織と経営/精神障害リハビリテーション論/介護総合演習Ⅳ |
科目ピックアップ
介護総合演習Ⅳ
介護実習Ⅱ・Ⅲと連動し、実習の振り返り、報告書作成、計画立案、課題検討、介護過程の事例研究発表などを通じ、福祉的課題の発見・探求能力や専門知識・技術を習得。介護福祉のプロとして必要なスキルを養います。
4年次
集大成として、将来の目的に合わせ、セミナーレポート、卒業研究、国家試験対策に取り組みます。
主な科⽬ |
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福祉科学セミナーⅢ/臨床心理学/スクールソーシャルワーク論/医療的ケアⅡ・Ⅲ/卒業研究 |
取得できる資格の比較
2つの学科で取れる資格‧免許の違いを確認してみましょう。
看護学科千住
【国家資格】
- 看護師 国家試験受験資格
- 保健師 国家試験受験資格(20 名)
- 養護教諭二種免許状※
- 第一種衛生管理者※
※保健師免許取得後、申請により取得することができます。
医療福祉学科千住
【国家資格】
- 精神保健福祉士 国家試験受験資格
- 介護福祉士 国家試験受験資格
- 初級パラスポーツ指導員
- 医療情報基礎知識検定※
- 医療事務管理士※
※2026年4月開設に向け申請中
- 社会福祉主事
- 児童指導員
就職実績
令和5年度卒業生の主な就職先
【就職先】東京都(福祉職)、神奈川県(福祉職)、栃木市社会福祉協議会、(医財)厚生協会、(医)福寿会、(医)明柳会、(医)裕敬会、日本赤十字社 総合福祉センター、(福)池上長寿園、(福)賛育会、(福)品川総合福祉センター、(福)東京聖労院、(福)ひふみ会、(福)開く会、(福)フレスコ会、(福)奉優会、(福)明東会、(福)楽友会、(福)友興会、特定非営利活動法人このは、(株)明日葉、(株)木下の介護、(株)STAGE COMPANY、(株)ティー&ティー、メディカル・ケア・サービス(株)、(株)ラックコーポレーション、アパホテル(株) ほか
※2024年度実績
学⽣の声
学⽣インタビュー
安藤 愛珠さん
医療科学部 医療福祉学科 3年 県立柏陵高等学校(千葉県)出身
利用者目線の体験をきっかけに 信頼関係の大切さと心地よい支援を学ぶ
小学校での職業体験を機に介護福祉士をめざすようになりました。TEIKAを選んだのは、実践的な学びや地域と関わる機会が多い点に魅力を感じたからです。「福祉科学セミナーⅠ」では、近所の高齢者のご自宅へ毎週お手伝いに伺っています。関係の築き方や生活の知恵など、高齢者の方から教わることが多いです。また、介助者と利用者に分かれて演習を行った「生活支援技術Ⅴ」では、声かけの効果や、利用者にとって気持ちの良い介護とは何かを学びました。どんなときも利用者に寄り添い、その人らしい生活を送るための支援をしていきたいです。
小学校での職業体験を機に介護福祉士をめざすようになりました。TEIKAを選んだのは、実践的な学びや地域と関わる機会が多い点に魅力を感じたからです。「福祉科学セミナーⅠ」では、近所の高齢者のご自宅へ毎週お手伝いに伺っています。関係の築き方や生活の知恵など、高齢者の方から教わることが多いです。また、介助者と利用者に分かれて演習を行った「生活支援技術Ⅴ」では、声かけの効果や、利用者にとって気持ちの良い介護とは何かを学びました。どんなときも利用者に寄り添い、その人らしい生活を送るための支援をしていきたいです。
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