柔道整復学科
- 東京西キャンパス
人体を深く理解し、適切なケアができる医療人に
柔道整復師は、医師以外では唯一、ケガの処置ができる国家資格を有する医療職です。本学科では、日本の伝統医療の技術に加え、西洋医学の知識もバランスよく学修。患者さんの心身に寄り添うためのコミュニケーション能力も身に付けます。めざすのは、接骨院をはじめ、整形外科、高齢者施設、スポーツの現場などで活躍できる柔道整復師です。
学科長メッセージ
「精力善用、自他共栄」・GRITの精神を持って、医療と介護で共に頑張りましょう。
学科長・教授
市毛 雅之
柔道整復師は、柔道から発生しています。武術は、人を傷つけ殺める「殺法」と、負傷した人を加療する「活法」とで成り立ち、それぞれが表裏一体となり発展してきました。「殺法」は柔術・柔道等の武道、現代ではスポーツ競技として発展し、「活法」は医療技術として継承され、明治維新では、西洋医学や東洋医学と融合しながら現在の柔道整復へと継承されて来ました。
解剖学、生理学等の西洋医学を基に発展してきた柔道整復術は、WHO(世界保健機関)で日本の伝統的な医療の一つとして言及されています。
「柔道整復術」は骨折・脱臼・捻挫・挫傷・打撲などの損傷に対し「非観血的療法」という独特の手技によって整復や固定、後療法を行い、人間の持つ自然治癒能力を最大限に発揮させる技術であります。
我が国では高齢社会となり2060年時点では約2.5人に1人が65歳以上の高齢者となる見込みです。厚生労働省の「平成28年国民生活基準調査」によると、介護が必要になった主な原因として骨折・転倒(12.1%)と4番目に多い原因となっており、関節疾患(10.2%)を加えると22.3%となり1番多い認知症(18.0%)を上まわっています。介護保険は1997年に介護保険法が成立し、2000年 に法施行されました。柔道整復師は通所介護(デイサービス)で機能訓練指導員としても活躍出来、また本学科を卒業すると通所介護等で生活相談員を担う社会福祉主事任用資格が認められております。
本学科ではこうした柔道整復師の歴史を踏まえ、技術力はもちろんのこと医学・介護の知識やコミュニケーション能力など幅広い能力を兼ね備えた医療人を育てていく環境を整えています。
柔道の教えに精力善用、自他共栄という言葉があります。自分の力を最大限発揮し、自他共にみんなのために集結し共に栄えるという意味です。また、精力善用には「粘り強さ」が必要となります。英語でGRIT(グリット)という単語は、勇気、気概などという意味がありますが、最近ではGuts(度胸)、Resilience(復元力)、Initiative(自発性)、Tenacity(執念)の頭文字で示すこともあり、またこの能力は非認知能力とも呼ばれています。
現代ではいろいろなスポーツ経験者が柔道整復師となり、活躍しています。皆様も精力善用、自他共栄、GRITの精神を持って本学科でチャレンジして下さい。教員一丸となってサポートします。
解剖学、生理学等の西洋医学を基に発展してきた柔道整復術は、WHO(世界保健機関)で日本の伝統的な医療の一つとして言及されています。
「柔道整復術」は骨折・脱臼・捻挫・挫傷・打撲などの損傷に対し「非観血的療法」という独特の手技によって整復や固定、後療法を行い、人間の持つ自然治癒能力を最大限に発揮させる技術であります。
我が国では高齢社会となり2060年時点では約2.5人に1人が65歳以上の高齢者となる見込みです。厚生労働省の「平成28年国民生活基準調査」によると、介護が必要になった主な原因として骨折・転倒(12.1%)と4番目に多い原因となっており、関節疾患(10.2%)を加えると22.3%となり1番多い認知症(18.0%)を上まわっています。介護保険は1997年に介護保険法が成立し、2000年 に法施行されました。柔道整復師は通所介護(デイサービス)で機能訓練指導員としても活躍出来、また本学科を卒業すると通所介護等で生活相談員を担う社会福祉主事任用資格が認められております。
本学科ではこうした柔道整復師の歴史を踏まえ、技術力はもちろんのこと医学・介護の知識やコミュニケーション能力など幅広い能力を兼ね備えた医療人を育てていく環境を整えています。
柔道の教えに精力善用、自他共栄という言葉があります。自分の力を最大限発揮し、自他共にみんなのために集結し共に栄えるという意味です。また、精力善用には「粘り強さ」が必要となります。英語でGRIT(グリット)という単語は、勇気、気概などという意味がありますが、最近ではGuts(度胸)、Resilience(復元力)、Initiative(自発性)、Tenacity(執念)の頭文字で示すこともあり、またこの能力は非認知能力とも呼ばれています。
現代ではいろいろなスポーツ経験者が柔道整復師となり、活躍しています。皆様も精力善用、自他共栄、GRITの精神を持って本学科でチャレンジして下さい。教員一丸となってサポートします。
学びの特⻑
Point
1
少人数教育で学生一人ひとりに きめ細かな指導を実施
1学年定員30人という、きめ細かな少人数教育が特長。スポーツに打ち込んできた学生も、本学で学修習慣を身に付け、スムーズに大学生活を送れるよう支援します。学生の活躍の場を広げられるよう、さまざまなバックグラウンドを持つ教員が幅広い視点から指導します。
Point
2
柔道整復師に加えアスレティックトレーナーなど+αの資格をめざせる
柔道整復師の医療資格に加え、アスレティックトレーナーやトレーニング指導者の資格取得をめざすことができます。解剖学や生理学など、柔道整復師に不可欠な知識を学べるのはもちろん、「スポーツトレーナー入門」「高齢者保健学」など選択科目の講座も充実しています。
Point
3
プロスポーツの現場も体験できる 充実のインターンシップ
Jリーグ「ヴァンフォーレ甲府」のホームゲーム時に、チームトレーナーの指導のもと、プロスポーツの現場を体験できるインターンシップ。熱意ある学生にチャンスが開かれています。多様な現場を体験し、実践力を磨きます。
4年間の学びの流れ
1年次
解剖学や生理学など医学の基礎を学びながら、柔道整復学の基礎を身に付けます。附属接骨院での実習も始まり、高い倫理観を培います。
主な科⽬ |
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解剖学Ⅰ・Ⅱ/生理学Ⅰ・Ⅱ/基礎柔道整復総論Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ/臨床柔道整復各論Ⅳ ・Ⅶ/JSPO-ATの役割(AT課程科目) |
科目ピックアップ
解剖学Ⅰ・Ⅱ
正常な人体の形態・構造について理解し、医療科学分野における専門知識と技術を修得するための基礎となります。解剖学Ⅰでは人体概説(用語の解説、細胞、組織、発生)と運動系(骨格系)について学び、解剖学Ⅱでは運動系(骨格系と筋系)について学習します。
2年次
専門科目や実技科目を通して、さまざまな疾病や障がいについての理解を深めます。学外インターンシップも経験できます。
主な科⽬ |
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運動学Ⅰ・Ⅱ/病理学/整形外科学基礎/公衆衛生学/バイオメカニクス(AT課程科目) |
科目ピックアップ
整形外科学基礎
整形外科の領域では、骨折などの外傷学が依然として基本ではあるものの、最近では様々な分野において基礎的研究が進み、次々と新しい知見が得られています。授業では、人々の健康および柔道整復の発展に貢献しうる主体的な学修能力を身につけます。
3年次
柔道整復師に必要な理論と実践をバランスよく学び、高度な知識と実践スキルを身に付けます。
主な科⽬ |
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外科学/柔道整復の適応/救急医療/リハビリテーション各論/リコンディショニングⅡ(AT課程科目) |
科目ピックアップ
柔道整復の適応
柔道整復臨床で遭遇する可能性のある運動器疾患や非運動器系疾患の併発症や続発症の概念、病態、評価法、予後などについて学ぶことが目的です。各種画像検査の基本原理、概略、適応、特に超音波画像観察装置による体幹・四肢の画像判断の基礎力も身につけます。
4年次
特別講義や個別指導など、本格的な国家試験対策が始まります。幅広い教養を身に付け、現場で必要とされる力を磨きます。
主な科⽬ |
---|
臨床医学診断法/社会保障制度/職業倫理及び関係法規/臨床柔道整復治療学/卒業研究 |
科目ピックアップ
臨床医学診断法
柔道整復師は運動器系以外の外傷についても理解しておくことが必要です。そのため、主な外傷の基礎的事項を学び、運動器系以外の外傷に関する基礎的事項の理解を深めることを目的として、内科学の基礎的事項について概説します。
取得できる資格の比較
柔道整復学科東京西
※2024年度実績
【国家資格】
- 柔道整復師 国家試験受験資格
- アスレティックトレーナー受験資格(日本スポーツ協会公認)
- スポーツコーチングリーダー受験資格※
- トレーニング指導者受験資格( 日本トレーニング指導者協会認定)
- 中級ヘルスインストラクター・中級スポーツトレーナー・中級バイオセラピスト受験資格
- 講道館昇段審査受験資格
※アスレティックトレーナー課程履修者は取得をめざせます。
- 社会福祉主事
東京柔道整復学科千住
※2024年度実績
【国家資格】
- 柔道整復師 国家試験受験資格
- アスレティックトレーナー受験資格(日本スポーツ協会公認)
- スポーツコーチングリーダー受験資格※1
- トレーニング指導者受験資格( 日本トレーニング指導者協会認定)
- BLS(一次救命処置)資格(学内取得可)※2
- 講道館昇段審査受験資格
- 中級ヘルスインストラクター・中級スポーツトレーナー受験資格 ※1 アスレティックトレーナー課程履修者は取得をめざせます。
- 社会福祉主事
※2 別途講習を受講すれば取得可能資格です。
【任用資格】
就職実績
令和5年度卒業生の主な就職先
さいとう接骨院、ひびき接骨院、本庄泉の森整骨院、RECAREスポーツ鍼灸整骨院、有限会社中部メディカル、株式会社ほねごり、株式会社マーサメディカル、ムーヴアクション株式会社、リーフ ほか
※2024年度実績
学⽣の声
学⽣インタビュー
村田 純那さん
医療科学部 柔道整復学科 3年 都立青梅総合高等学校(東京都)出身
TEIKAで身に付けた確かな知識と豊富な経験を活かして 快適な生活を支える
柔道整復師をめざせる大学を探すなかで、手厚いサポートを受けられると知りTEIKAに入学。1年次から実習が多いので、座学で学んだことを復習したり、受付から施術までを実践形式で学ぶことで来院する人の気持ちを考えたりできるようになりました。柔道整復師は接骨院で働くものと思っていましたが、「スポーツトレーナー入門」を履修して仕事の領域が広いことがわかり、将来の選択肢が増えました。医療人としての自覚を大切にし、子どもから高齢者、アスリートも含めて、すべての人の健康的な生活をサポートしていきたいです。
柔道整復師をめざせる大学を探すなかで、手厚いサポートを受けられると知りTEIKAに入学。1年次から実習が多いので、座学で学んだことを復習したり、受付から施術までを実践形式で学ぶことで来院する人の気持ちを考えたりできるようになりました。柔道整復師は接骨院で働くものと思っていましたが、「スポーツトレーナー入門」を履修して仕事の領域が広いことがわかり、将来の選択肢が増えました。医療人としての自覚を大切にし、子どもから高齢者、アスリートも含めて、すべての人の健康的な生活をサポートしていきたいです。
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