教員詳細
渡邊 利明 (わたなべ としあき)
役職:教授・医学博士
主な研究と活動
パーキンソン病は産業革命以降に出現した進行性神経変性疾患です。この疾患は中年以降に発症し、4大兆候(振戦、姿勢反射障害、筋固縮、寡動)を主徴としながら、長期化すると歩行障害やレビー小体性認知症等を発症する神経難病です。これまでの研究では、この疾患の原因として中脳・黒質や基底核・線条体に存在するドパミン細胞のミトコンドリア障害や酸化ストレスとの関連があり、独自の見解で隣接するグリア細胞にも原因の一端があるのではないかという仮説のもとに、脳ではグリア細胞にのみ存在するスカベンジャータンパク(メタロチオネイン)の機能を中心にして,研究を進めてきました。今後は、このグリア細胞の機能を中心に、IGF-1やGDNF等の神経組織成長因子、あるいは加齢によって出現し認知症を招来させるα-シヌクレインやレビー小体の産生機序とグリア細胞との関連性を軸に、研究を発展させていきたいと思います。また、グリア細胞の悪性疾患である悪性脳腫瘍の主要部分を占めるGBM(悪性神経膠芽細胞腫)に対するiRNAパリンドロールシークエンスによる遺伝子治療段階への分子薬理学的検索も、他教室とのコラボレーションを含めて研究を進めています。
キーワード | パーキンソン病 グリア細胞 免疫組織化学 C6グリオーマ iRNAパリンドロームシークエンス In situ Hybridization LRP-5 wnt-signal RANKL GBM IGF-1 BDNF GDNF |
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専門分野 | 神経病理学、神経細胞学 |
主な研究対象 | パーキンソン病 神経芽細胞腫 steoporosis-pseudoglioma syndrome (OPPG) |
主な研究課題 |
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担当科目 | 生理学ⅠⅡ,薬理学,公衆衛生学,FS(フレッシュセミナー)ⅠⅡ,卒業研究,整形外科学,外科学,病理学,病因論特論, 健康ケア研究法特論,臨床医学(総論・各論) |
研究室番号 | 実験研究棟 N-501およびN-502 |
学位 |
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卒業年月 |
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学歴・経歴 |
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主な著書 |
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所属学会等 |
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その他の活動 |
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