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教員詳細

森 恭一 (もり きょういち)

森 恭一

役職:教授・博士(水産学)

主な研究と活動

昨今、観光の一形態として、また、地域におけるライフスタイルの確立手段としてエコツーリズムが注目されており、自然環境の保全と地域振興を両立させる理念として期待されています。なかでもホエールウォッチングはエコツーリズム実践の具体例であり、また自然教育や環境教育、体験学習の機会を提供してくれる教育的価値の高いものです。

しかし、過度な利用は対象となる動物や生息環境に負荷をかけるので、その保全対策も併行して進めなければなりません。観光資源としての管理に必要な助言、情報提供などの普及啓発活動をおこなうと同時に、その根拠となる鯨類をはじめとする海洋動物の生態や行動の研究、人間活動の野生生物への影響評価といった保全のための研究を推進していきたいと考えています。

キーワード クジラ、イルカ、小笠原、ホエールウォッチング、ドルフィンスイミング、エコツーリズム、インタープリテーション
専門分野 鯨類学、大型海洋動物、ホエールウォッチング、エコツーリズム
主な研究対象

ザトウクジラ、マッコウクジラ、ミナミハンドウイルカ、ハシナガイルカ、ダイオウイカ、アホウドリ

主な研究課題
  • 鯨類をはじめとする大型海洋動物の分布生態
  • 小笠原海域の鯨類の生物学と社会科学
  • 海洋動物を対象とした観光利用と保全
担当科目 水生哺乳類学・水生動物学・生態学・水族館学(分担)・アニマルサイエンス実習
研究室番号 実験研究棟W313
学位
  • 1994年9月 水産学博士(東海大学) 「小笠原諸島海域におけるザトウクジラの分布・回遊と系群に関する研究」
卒業年月
  • 1988年 3月 東海大学海洋学部水産学科水産資源開発過程卒業
  • 1990年 3月 東海大学大学院海洋学研究科博士課程前期修了
  • 1994年 3月 東海大学大学院海洋学研究科博士課程後期修了
学歴・経歴
  • 1994年 4月 小笠原ホエールウォッチング協会研究員
  • 1995年 6月 小笠原ホエールウォッチング協会主任研究員
  • 2001年 4月 東海大学海洋学部非常勤講師(兼任)
  • 2004年 1月 千葉工業大学嘱託専門研究員(兼任)
  • 2006年 4月 小笠原ホエールウォッチング協会事務局長・主任研究員
  • 2009年 4月 帝京科学大学アニマルサイエンス学科准教授
主な著書
  • Megaptera novaeangliae (Borowski, 1781)・Stenella longirostris (Gray, 1828)・Tursiops aduncus (Ehrenberg, 1833)・Physeter macrocephalus (Linnaeus, 1758): The Wild Mammals of Japan (Ohdachi, S.D., Ishibashi, Y., Iwasa, M.A. and Saitoh, T. eds.), Mori, K. et al., Shoukadoh Book Sellers, 334-335・382-383・386-387・336-337 (2009)
  • 移動・ホエールウォッチング・図鑑/世界の鯨類,:鯨類学(村山 司編著)、森 恭一、東海大学出版会、183-196・341-359(2008)
  • 海の哺乳類:小笠原ハンドブック(ダニエル=ロング・稲葉 慎編)、森 恭一、南方新社、62-64(2006)
  • 1枚の写真からイルカやクジラの移動を探る:イルカ・クジラ学(村山 司・中原史生・森 恭一編著)、森 恭一、東海大学出版会、73-90(2002)
  • ホエールウォッチング・ガイドライン:ニタリクジラの自然誌(加藤秀弘編著)、木白俊哉・森 恭一、平凡社、283−303(2000)
  • ザトウクジラ:日本動物大百科2 哺乳類Ⅱ(伊沢紘生・粕谷俊雄・川道武男編)、森 恭一、平凡社、46-49(1996)
主な論文
  • Differences in sperm whale codas between two waters off Japan: possible geographic separation of vocal clans, Amano, M., A. Kourogi, K. Aoki, M. Yoshioka and K. Mori, Journal of Mammalogy, 95(1), 169-175 (2014)
  • 小笠原のミナミハンドウイルカ、森恭一・岡本亮介、月刊海洋、226-231(2013)
  • 能登島のミナミハンドウイルカ、森恭一、月刊海洋、253-256(2013)
  • Active hunting by deep-diving sperm whales: 3D dive profiles and maneuvers during burst of speed, Aoki, K., M. Amano, K. Mori, A. Kourogi, T. Kubodera and N. Miyazaki, Marine Ecology Progress Series, 444, 289-301 (2012)
  • 小笠原諸島海域におけるシャチの出現および科学的情報の集積状況、森恭一、鯨研叢書、70-74(2009)
  • ホエールウォッチングにおける環境保全と観光振興両立のための取組、森恭一、人と国土21、34(3)、32-33(2008)
  • 野生動物ウォッチングと自主ルールの導入、森恭一、國立公園、656、24-25(2007)
  • 観光資源としての鯨類研究、森恭一、ランドスケープ、71(3)、233-236(2007)
  • Diel diving behavior of sperm whales of Japan, Aoki, K., M. Amano, M. Yoshioka, K. Mori, D. Tokuda and N. Miyazaki, Marine Ecology Progress Series, 349, 277-287 (2007)
  • First-ever observations of a live giant squid in the wild, Kubodera, T. and K. Mori , Biological: Sciences, The Royal Society B, 272, 2583-2586 (2005)
  • Diurnal feeding by Dall's porpoise, Phocoenoides dall, Amano, M., M. Yoshioka, T. Kuramochi and K. Mori, Marine Mammal Science, 14(1), 130-135 (1998)
  • Distribution, migration and local movements of humpback whale (Megaptera novaeangliae) in the adjacent waters of the Ogasawara (Bonin) Islands, Japan, Mori, K., F. Sato, M. Yamaguchi, H. Suganuma and S. Ueyanagi, 東海大学紀要海洋学部, 45, 197-213 (1998)
  • Recent observations of humpback whales (Megaptera novaeangliae) in Japanese waters off Ogasawara and Okinawa, Darling, J. D. and K. Mori, Can. J. Zool, 71, 325-333 (1993)
  • An examination of the feasibility of using photo-identification techniques for a short-finned pilot whale stock off Japan, Miyashita, T., T. Kasuya and K. Mori , Rep. Int. Whal. Commn Special Issue, 12, 425-428 (1990)
所属学会等
  • 日本哺乳類学会
  • 日本水産学会
  • 野生生物保護学会
  • 日本セトロジー研究会
  • 環境教育学会
受賞歴
  • エコツーリズム大賞優秀賞(環境省)受賞 2005年(小笠原ホエールウォッチング協会として受賞)
その他の活動
  • 日本セトロジ—研究会 機関誌(ニューズレター)編集委員:2009年〜現在
  • 東京都自然ガイド講習(御蔵島)  講師:2009・2011・2013年
  • 小笠原村における民生安定化懇談会 委員(副座長):2011年〜2012年
  • 小笠原村文化財保護審議会 委員:2006年~2009年
  • 小笠原地区海面利用協議会 委員:2001年~2009年
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