
- 理事長・学長 冲永莊八

帝京科学大学に、新しく千住キャンパスが設置された2010年4月、強化運動部としての柔道部も設置されました。それから約2年、当初わずかな部員数であったのが、昨年4月には高校柔道の精鋭たちを数多く迎え入れ、そして同年11月には設立2年を待たずして、東京都の二部リーグの優勝を飾ることができました。これも諸先生方、ご父母の方々をはじめとする、数多くの方々のご支援、そして部員たちの努力の賜物と、深謝申し上げる次第です。これに気を緩ませることなく、本学の柔道部が一層身を引き締めて精進し、ますます発展していくことを願ってやみません。
とはいえ、創設わずか2年の帝京科学大学柔道部は、千住の地にスタートした、まだ芽が生えたばかりの新しい部であることに変わりはありません。この部の将来をいかに動かしていくかは、入学する学生たちの手にかかっています。確かにかつて柔道は日本のお家芸とも言われ、強固な伝統の上に成り立つイメージが強いものでした。ほかのスポーツには見られない、独特のしきたりもあります。しかし他方では、世界規格でルールの改正などが行われている、すでに国際的な基準を持つスポーツであることも事実です。そこにすでに、我が国の伝統を離れた、未来に向けた新しさも、日々加わりつつあります。それを創り出していくのも、皆さん方です。科学大柔道部に入部される皆さんは、自ら未来の柔道を修得、発展させていく一方で、まだ新しい本学柔道部のカラーも創り出し、部自体を自分たちの手で切り拓いていかなければなりません。それは困難なことかもしれませんが、成功すれば大きな生きがい、喜びになることは間違いないところです。本学は、男女を問わず、自分で新しい部と、国際的な柔道の将来を切り拓く、高い志を持った学生の入学を歓迎します。
施設については、2010年9月から国際規格の柔道場を設置し、世界水準の試合での雰囲気と緊張感を、普段の練習でも味わえるように整えました。もうひとつの本学柔道部の特徴は、寮の設置です。これによって地方の意欲ある学生が、柔道にも勉学にも、集中してはげむことのできる環境の整備を目指しています。部長、コーチには、これまで自らの戦歴、そして若手の指導においても優れた実績をあげてきた柔道家が着任し、世界レベルでの技術を修得することのできる体制が作られています。また本学の学部学科には、柔道整復師やアスレチックトレーナーなど、柔道や各種スポーツを通じて身につけた技術や精神力、そして人間性を、実際の職業で生かせるコースが設置されています。柔道部への入部を考えて入学した学生は、本人の希望する学科で勉学にはげみつつ、将来を目指しながら、柔道に打ち込む道が用意されています。
帝京科学大は、新しい柔道部と、新しいキャンパスを創っていく若い人たちを応援します。
皆さんとともに、未来を切り拓いていけることを願っています。








