帝京科学大学 受験生サイト

TEIKAの研究 TEIKAの研究

東京西キャンパス #01#06

  • 01

    生命環境学部

    生命科学科 生命コース

    [写真] 02
    「食」研究を通じて社会をより豊かにする:脂肪を燃やす新しい抗肥満研究!

    西川 翔 講師

    ヒトやマウスなどの哺乳動物には2種類の脂肪細胞があります。1つ目は白色脂肪細胞で、エネルギーを脂肪として貯蔵しますが、脂質の溜め込み過ぎは肥満を招きます。2つ目は、エネルギーを熱として消費する褐色脂肪細胞で「既存型」褐色脂肪細胞と呼ばれています。この細胞による熱産生を増やせばエネルギー消費が上昇し肥満を改善できると考えられていましたが、残念ながらこの細胞は加齢と共に減少してしまう(中年太りの一因)ため活用は困難でした。しかし近年、興味深いことに成人であっても後から褐色脂肪細胞を増やせる(誘導できる)ことが明らかとなりました。現在、この「誘導型」褐色脂肪細胞を増やし肥満を改善することが世界中で注目されています。私たちの研究室では、食品成分により「誘導型」褐色脂肪細胞を増やすことで、食べても痩せる!そんな夢の様な「食」研究を日々学生とともに行っています。興味のある方は気楽に研究室にお越しください。

  • 02

    生命環境学部

    自然環境学科

    [写真] 03
    環境に優しいバイオマスプラスチックをつくる

    辻本 敬 准教授

    石油を原料としてつくられるプラスチック(高分子材料)は我々の生活や社会の多様な場面で使用されています。しかし、近年、地球温暖化を促進する二酸化炭素排出や石油資源の枯渇、廃棄プラスチックによるマイクロプラスチック問題などの環境問題が懸念されています。そこで、植物資源や廃棄される天然資源を原料に用いた高分子材料の開発に関する研究をしています。産出量が有限な石油ではなく、再生が可能なバイオマスから高分子材料をつくり、実用可能な性能や機能を持つ材料の開発をめざしています。また、天然資源からつくられる化学素材は生物に対して無害であるため、化粧品や食品の原材料としても注目されています。これらの研究は、未来の地球環境を守り、持続可能な社会の構築に貢献することが期待されます。

  • 03

    医療科学部

    作業療法学科

    [写真] 04
    他分野と連携して患者さんを支援する

    澤田 有希 講師

    作業療法士は、患者さんが望む生活が実現できるように、さまざまな方法で支援をしていきます。支援方法は、いわゆるリハビリテーションとして思い浮かべる身体機能や精神機能を改善させることはもちろんですが、そのほかに、患者さんの生活を行う環境を変化させることがあります。例えば、住宅をバリアフリーにしたり、車いすやベッドなどの福祉用具を使用したりすることがあります。もっとも個別性が高い環境の支援が、すくいやすい皿や持ち手を太くしたスプーンなどの自助具です。作業療法士は、患者さんに合う市販の自助具を見つけたり、作ったりします。本学科では、工学分野の研究者と連携して、3Dプリンタを使った自助具の作製に取り組んでいます。3Dプリンタを使うことで、より個別性が高く多様な自助具が作れるようになりました。このように、作業療法の分野にとどまることなく、さまざまな分野と連携して、少しでも患者さんの望む生活が実現できる手段が増えると良いと考えています。

  • 04

    医療科学部

    理学療法学科

    [写真] 05
    理学療法士の基礎研究について

    相原 正博 講師

    理学療法士は患者さんを診るために、多くの知識や技術、コミュニケーションなどの社会性が求められます。知識は学生のうちから修得することは可能ですが、一人ひとりの患者さんに合わせた理学療法介入や介入するタイミングは、臨床経験に基づいて行われる場面が非常に多く存在しています。そのため、理学療法を効果的かつ効率的に行うには、患者さんの身体状況を明確に反映する指標(バイオマーカーと呼びます)が必要であると考えています。研究室では、骨格筋や脳に焦点を当て、理学療法介入(運動療法)した際の生理学的反応を研究しています。身体状況を反映するバイオマーカーが解明されれば、理学療法介入の効率上昇が期待されます。また、現在は若い世代の理学療法士が増加しており、客観的なバイオマーカーを提供できれば、臨床経験が浅くても安心して治療介入できると考えています。

  • 05

    医療科学部

    柔道整復学科

    [写真] 06
    ホルモンの波を活かしてもっと輝けるように

    舟喜 晶子 助教

    月経周期にともない女性ホルモン濃度が変動することは(生物学的な)女性にのみ起こる現象です。その影響は月経痛やPMS(月経前症候群)など比較的認知されているものからケガやパフォーマンス、エネルギー代謝等にまでおよびます。「生理なんてなければ良い」と思ってしまうこともあるかもしれませんが、定期的に月経があることは健康の証です。どうせなら一生のうち平均456回訪れるこの周期とうまく付き合っていく方法を探してみるのが得策ではないでしょうか。女性ホルモンはからだのあちこちに作用するため、さまざまな生体反応に性差が生じる可能性がありますが、ケガの予防やトレーニングに関する研究の多くは男性を対象としています。ベストコンディションで「試合に出たい」、「仕事がしたい」という思いに性差はないはずです。女性の活躍が目ざましい昨今において、月経周期を活かしたコンディショニングを検討することは皆が過ごしやすい社会をつくるための一助となると考えています。

  • 06

    教育人間科学部

    こども学科

    [写真] 07
    子どもたちのためにともに暮らせるロボットを!

    木村 龍平 教授

    21世紀になり、人と暮らすためのロボットが身近になってきました。AI(人工知能)の飛躍的な発達で人との関わり方や身のこなしがぐっと自然にできるようになったからです。一方で日本は就労人口が年々減少し、教育や保育も例外ではありません。このようななか、将来を担う子どもたちのためにロボットを活用できないかということが研究の原点でした。子どもとロボットがどのような関係を結べるか、ロボットが子どもたちにどのような支援ができるかを研究しています。大きなイベントで時々見かけますが、もっと身近な日常生活のなかでロボットの活躍の場を探求しています。
    例えば、こども学科では「動物介在教育」をカリキュラムに取り入れて「命の教育」を実践できる教師、人材育成を行っています。しかし、動物にアレルギーを持つ子どもたちもいるので、そうしたときには動物型のロボットを使っています。子どもたちが目を輝かせて動物やロボットとふれあう姿を見て、人とロボットがともに暮らしている近未来を想像しています。

千住キャンパス #07#13

  • 07

    生命環境学部

    アニマルサイエンス学科
    動物看護福祉コース

    [写真] 01
    イヌやネコが人としあわせに暮らすための課題を探る

    加隈 良枝 准教授

    ペットとして最も多く飼われているイヌとネコですが、楽しい生活を夢見て飼い始めたものの、家庭状況の変化や問題行動により一緒に暮らすことが難しくなる人もいます。以前に比べ、全国の行政施設に引き取られ殺処分されるイヌ・ネコの数は大きく減りましたが、野外で暮らすイヌ・ネコや、民間団体に保護されているイヌ・ネコの実態は十分にわかっていません。そこで、ノラネコの生息状況や不妊手術のため捕獲されたネコの特徴を調べたり、動物保護収容施設を対象としたアンケート調査や、収容されたイヌ・ネコのデータ収集や行動観察を通じ、実態把握を行っています。一方、家庭でのイヌやネコの生活実態に関するデータも限られているので、活動量計の装着や糞尿中のホルモン濃度測定などの動物への影響を最小限とする技術を活用し、行動パターンやストレス状態を調べています。これらの研究によって、動物福祉を考えた適正飼養の推進のための課題を明らかにし、必要な対策の提案につなげています。

  • 08

    医療科学部

    東京理学療法学科

    [写真] 08
    地域高齢者の身体活動量を増やし病気を予防する

    奥田 裕 講師

    いままで理学療法士は、主に事故や病気になった後の方を対象に理学療法を実施してきました。現在は、病気になる前の段階である「予防」への関わりについても、強く求められています。なかでも「身体活動量」は、生活習慣病や加齢にともなう虚弱(フレイル)、認知症などと深く関わることがわかっており、適切な身体活動量を維持していくことが重要とされています。身体活動量を増やしていくためには、医療者の関わりだけではなく、地域での環境作りが重要であり、地域の特性に合わせた取り組みが必要です。本学科でも地域在住高齢者のニーズや問題点を把握し、関わっていく準備を進めています。将来的には、産官学連携して地域高齢者に対する疾病・介護予防に貢献します。

  • 09

    医療科学部

    東京柔道整復学科

    [写真] 09
    異なる言葉かけが握力・計算課題および心臓血管系自律神経におよぼす影響

    佐藤 勉 講師

    無意識の言葉かけの効果を明らかにする目的として、言葉のリフレーミングが握力や計算課題、自律神経系におよぼす影響について研究を行っています。日頃学生への声かけを考えることによって国家試験において100%の力が発揮できるのではないかと考え取り組んでいます。また人格によってもより良い言葉かけなども研究していて、外向性や神経症傾向などの人格によって異なる言葉かけをすることにより、力の発揮の仕方に変化する者もいます。このことから言葉をかける事を教育現場でも役立てたいと考え研究を行っています。

  • 10

    医療科学部

    医療福祉学科

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    どのように虐待問題を理解して予防を考えていくか?

    藤江 慎二 准教授

    日々のニュースのなかで、虐待事件の報道が絶えません。ニュースでは加害者の特異性が報道され、残酷な事件であることが強調されがちですが、加害者だけを責めても虐待の問題はなくなりません。虐待という現象に至った背景・要因を可視化し、それらを多面的に理解しながら、被害者へのケアはもちろん、加害者へのケアも考えていかなければなりません。
    私はこれまで、虐待問題のなかでも、高齢者虐待に関する研究を実施してきました。高齢者虐待問題は大別すると、養護者と専門職による虐待に分けられるのですが、近年は後者の研究を実施しています。具体的には「なぜ援助者は利用者に苛立ってしまうのか」「どのように回避行動をとっているのか」といったプロセス研究をしてきました。良いケアのあるところに、虐待はありません。つまり、虐待防止研究とは「あってはならないケアの現実に向き合いながら、最高のケアを考える」ことだと思っています。

  • 11

    医療科学部

    看護学科

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    女性の意思決定を支援するということ

    勝又 里織 准教授

    女性の高学歴化が進み、社会進出が一層盛んとなった今日において、女性はさまざまな選択を迫られています。子どもを持つか持たないか、もし子どもを持つとしたらそれはいつがよいのか、仕事は続けるべきなのか、育児と仕事はどのように両立するべきなのか等、選択しなければならない問題が山積みです。加えて、妊娠や出産に関わる医療の現場においても、不妊治療や出生前診断、胎児診断・治療のような技術がますます発展し、何をどこまで行うべきなのかといった選択を求められる場面は、これまで以上に増えてきました。このような選択肢の増加は、女性の自由や多様性を認める一方で、迷いや悩みをもたらすことにもつながっています。妊娠・出産は、女性にとって大切なライフイベントのひとつです。女性がその人らしい意思決定ができるように、そしてその決定が最大限尊重されるように、何が求められ、何ができるのかについて研究をしています。

  • 12

    教育人間科学部

    幼児保育学科

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    「うきうき」「わくわく」「ドキドキ」の仕掛け人になりましょう

    飯泉 祐美子 教授

    就学前の子どもたちは心地よい音楽が聴こえてくると、いつのまにか見よう見まねで音楽に合わせ身体を動かしおどってみたり、お歌をうたいだしたりと、「うきうき」「わくわく」「ドキドキ」の気持ちで思いを発信します。これは特別な出来事ではなく、日常の出来事です。このように思いを発信している子どもたちのこころは、何かに満足して大変喜んでみたり、何かに夢中になって楽しんだり、悲しい出来事があれば泣いてしまったり、自分の思いを伝えたくて何かを訴えたりと、自分のこころの中をいろいろな形で発信表出している時期ですから、お歌をうたっている姿、何かになりきった姿は、真剣そのものです。私は、そのような子ども達の心からの表現の発信のきっかけ(仕掛け)、手助けのできる保育者養成をめざし、そのための表現技術を身に付けるための研究を進めています。子ども達の「達成感」「成就感」「満足感」の経験に寄与できるように一緒に研究を進めていきましょう。

  • 13

    教育人間科学部

    学校教育学科 中高保健体育コース

    [写真] 13
    生涯スポーツ社会を実現するために

    松井 高光 助教

    スポーツにおいては、自己の能力・適性、興味・関心等に応じ、主体的にスポーツ文化を豊かに享受することのできるスポーツライフを築き上げていくという社会の実現が重要視されています。そんななか、さまざまなスポーツ場面では、多様な指導言語や指導方法が用いられています。日本柔道において、それは長年培ってきた伝統や経験といったものがベースになっていることが多く、他国に比較してリードする可能性が高い部分ではあります。しかし、なかには根拠が明確でないものや、楽しさに欠けるものも多く存在しています。そのため、今までの通説を検証することや、主体的に競技力向上をめざすことのできる選手の養成をするために、柔道におけるさまざまな動作を解析しています。また、柔道だからこそ得られるような体験が学校体育の授業で楽しくできるような、「柔道遊び」の検討をしています。