帝京科学大学バイオテクノロジー研究センター Teikyo University of Science & Technology Bio Technology Research Center
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第1プロジェクト
  機能分子デザインプロジェクト 分子レベルでのホメオスタシス 研究員/実吉峯郎,山口十四文,高橋英司,岩瀬礼子
  研究員/高橋英司,山口十四文,岩瀬礼子,劉暁紅
 
 

ヒトの腫瘍やウイルスは単独で生存・増殖できないため、ホスト(ヒト)の生命活動を巧みに利用し、自らのためのホメオスタシスをホストの中に作ります。当 然、ホストのホメオスタシスは大なり小なりの影響を受けます。お互いのホメオスタシスがあまり干渉しあわなければ共存できるでしょうが、がんや病原ウイル スの場合にはホストのホメオスタシスを狂わせ、ホストを病的状態に陥れます。逆に、がんや病原ウイルスのホメオスタシスを乱す物質(化合物)ができれば、 それらの生存・増殖を抑制することができると考えられます。また、ホストのホメオスタシスに影響が少ない物質であればそれだけ選択性が高い(副作用の少な い)化合物といえます。本プロジェクトではこの観点から抗がん剤や抗ウイルス剤の分子設計と評価、作用機構の解明、がんやウイルスの実験研究のために有用 な試薬の開発をめざしています。

がんやウイルスの増殖抑制のために、(1)テロメラーゼとDNAポリメラーゼ群の阻害剤の分子設計、(2)ウイルスエンベロープ糖鎖合成の阻害剤の分子 設計、(3)アンチセンスオリゴヌクレオチドの分子設計を行います。得られた化合物が有効かどうかを、(4)がん細胞におけるテロメア伸長阻害能を検定、 (5)ヒト培養がん細胞の増殖を阻害するかどうか、(6)イヌやウシのヘルペスウイルス、ネコのエイズウイルス、C型肝炎モデルとしてのウシ伝染性下痢症 ウイルスなどに対する効果を検定します。以上の具体的なテーマを設定しています。 

AZddG(図)は培養細胞のテロメアを短くする性質を持つことが見出され、がん細胞に対する効果に興味が持たれます。
 
 
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