帝京科学大学バイオテクノロジー研究センター Teikyo University of Science & Technology Bio Technology Research Center
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山口研究室----生物有機化学研究室
「がん細胞の増殖を抑制する化合物の検索」

DNAやRNAに関係する物質を用いて「役に立つ道具」を開発するというテーマを中心に据え、DNAの複製や細胞の増殖に必要なホメオスタシスに対して影響を及ぼすような物質の検索と、その有用性の検証と「薬」への発展の可能性を探索しています。

抗がん作用などの生物活性を有する核酸アナログの化学合成・検索・作用機作について
細胞が増殖(分裂)するためには、DNAの生合成(DNA複製)が必須です。DNA複製の中心的役割を示すのは、数種のDNAポリメラーゼです。DNAポリメラーゼ各分子種に対する選択的阻害剤の検索、テロメラーゼ(がん細胞の無限増殖能を支えていると考えられている)に対する阻害剤の検索を行っています。 (図01)

細胞分裂を止める時限装置:テロメア (図02)
テロメアは染色体DNAの両末端に存在し、その長さが細胞の寿命(残り分裂回数)を支配すると言われています。正常な体細胞のテロメアは細胞分裂のたびに短くなり、ある短さに達すると分裂は止まります。

  一方、がん細胞はテロメラーゼをもつためにテロメアが短くなりません。そのため細胞分裂を無限に繰り返すことができます。すなわち、テロメラーゼを阻害すれば、テロメアは短くなり、やがてがん細胞の分裂が止まるはずです。

 

図01
 
図02

 

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