Q&A

寮生活について

Q1.外出時間はどうなっていますか?また、自宅に帰ることができる日は決まっているのですか?

外出は土曜日・休日の午後となっています。また、月一回は、休日の午前中からの外出を認めています。自宅に帰る希望があれば、「帰泊願い」を提出すれば、いつでも帰ることができます。帰泊しやすいように、連休を作り、遠方の子供たちでも帰りやすくなるよう配慮しています。

寮日課表

Q2.寮から塾には通えるのですか?

寮生活をしている生徒は塾には通えません。しかし、寮では昼間に授業を教えている教師達が、交代で生徒達と一緒に宿泊します。教師達が各部屋をまわりながら個人指導に対応しています。昼間の授業を教えている教師達ですから、それぞれの生徒の理解度もわかっていますので、適切な指導ができるわけです。また、中学部・高校部とも18:30~21:20まで3教科(日替わり)×3コマ+自習室2部屋(それぞれに教員)、合計5名の教員が指導にあたり、個人指導を中心に学力の定着度を高める目的で習熟学習(集団学習)を行います。

Q3.帝京冨士高校の寮での学習時間は1日あたり3時間と聞いています。私達の頃には「四当五落」といって睡眠時間を削って学習時間を生み出していましたが、それくらいの学習時間で、果たして厳しい受験戦争を乗り切っていけるのでしょうか?

時間内に未消化の生徒、あるいはさらなるランクアップを図りたい生徒達のため、休み時間や放課後の時間帯を利用した質問受付、個別添削指導を行ない、職員室には生徒達の行列ができています。また、寮では宿直の先生方の熱心な個別指導も行なっており、「3時間の学習時間」以外に、自由時間、消灯後の延灯時間、早朝等を利用して学習できるシステムになっております。ご安心下さい。本校の「3時間」は他とは全く違うのです。

学寮一貫教育のねらい

Q4.寮生活でトラブルはありますか?

寮生活のトラブルはあります。いろいろな方面から生徒達は来ておりますので、言葉も違えば、価値観も違う…そのような子供たちが同じ寮生活をしていくので、当然トラブルはあります。しかし、他の生徒と生活を共にすることで、自分を中心に考えていた生活から、他人を意識し、他人に迷惑をかけない生活へと変貌していきます。その過程ではトラブルはつきものです。本校寮では、少人数で教員がついていますので、トラブルがあった時には早めに生徒達に入っていき指導ができますので、安心いただけると思います。その過程の中で、家庭で生活するのとはうって変わって、生徒達は成長を遂げていくのです。

Q5.団体生活をするのが初めてですが、寮生活をやっていけますか?

寮に入る生徒はほとんどが団体生活が初めての人ばかりです。寮には教師や寮母が常にいますので、困った時にはすぐに対応します。全室冷暖房完備という恵まれた環境のなか、家庭的な生活を通して、あいさつや食事マナーなど基本的な生活習慣・自立心を身につけることができます。

Q6.寮の食事の内容を教えてください。

学寮一貫体制でのぞんでおりますので、食事には特に気を使っています。栄養士の献立のもと調理師そして、調理員の皆さんが最善の内容で調理をしています。病人が出た場合の病人食にも対応できるようにしています。

献立表

Q7.女子なので、特に寮の安全面が気になります。女子寮の防犯設備は整っていますか?

安全面については、寮が存在する基本といえるでしょう。学校内の生徒達への指導および対策だけではなく、警備保障会社(セコム)と契約しています。

Q8.寮生活で病気になった時の対応を教えて下さい。

親元を離れて一番不安なのが、病気だと思います。病気の場合には養護教諭が病院に行かせるかどうかを判断して、病院に行かせた場合にはお医者さんの指示に従い、そうでない場合は寮母と連携をとり、経過を観察し、対応します。夜は寮宿直の教員が定期的に観察と看病を行ない、場合によっては家庭に連絡を行ない、状況によっては来ていただくこともあります。また、食事につきましては、本人に確認を取り病人食にします。

Q9.帝京冨士中学・高等学校が中高一貫校である以上、中学1年からの入学が好ましいとは思います。しかし、あまりにも我が子は幼すぎるように思え、心配です。学内の子供たちの様子、また先生達の対応についてお聞かせ下さい。

確かに寮では中学1年から高校3年までの多学年の生徒が混在しています。高校3年生など上級学年の生徒から見れば中学1年生はまるで赤ん坊のように見えることでしょう。しかし、それだけに彼らの中学1年生を見る目、接する態度はまるで兄弟のようです。学校としましては中学1年生の時から、クラスは勿論のこと学友会、寮関係の係を年齢に応じて決め、これらに積極的に参加することにより、全体の協力関係が自然に構築できるようにはかっております。彼らのこの好ましい関係は、もって生まれた資質によるところが大きいとは思いますが、本校の環境の中でゆっくりと育まれてもいるのです。

Q10.寮での生活に子供がついていけるかどうか心配です。

子供の順応力には目を見張るものがあります。学習・寮の仕事、そして遊びにと、工夫しながら活き活きと生活しています。確かに、自宅通学に比べればはるかに不自由で厳しく、子供たちにとっては苦しいこともあるでしょう。しかし、だからこそ、足るを知り、礼節を身につけていくのだと思います。親や兄弟の有難さ、友の必要性・重要性、己の在り方等を知っていくのだと思います。多くの方から「寮へ入れてうちの子は成長した。」との声を頂戴しております。春、夏、冬の長期休暇には勿論のこと、平常の休日の家庭帰泊のたびに少しずつ成長していくお子さんの姿を見るのも、楽しいことではありませんか。