Q&A

生活指導について

Q1.中高一貫ということですが、中学生と高校生との交流はありますか?

あります。同じ校舎の中ですから、常に中学生と高校生との交流はあります。さまざまな学校行事についても、中高合同で行ないますので、中学1年生から高校3年生まで幅広く交友関係を結ぶことができます。上級生は下級生の面倒を積極的にみてくれていますし、下級生は上級生を良い模範として接しています。ある高校3年生はご両親に、「同級生や後輩は兄弟や家族と同じだ」と話していたそうです。寮生・通学生の区別なく、少人数の利点かもしれません。本校では生徒に名札を与えていません。一ヶ月もしないうちにみんな名前を覚えてしまうのです。

Q2.教師・生徒間のコミュニケーションはとれていますか?

生徒達から、「うちの学校くらい、先生と生徒の仲のいい学校はないよね!」 との声をよく聞きます。昼休みや放課後など、生徒たちは職員室や校長室に気軽に出入りし、相談や質問、また授業でのわからなかった箇所を積極的に聞きに来ます。添削など個人指導を行なっている生徒も大勢います。

Q3.校則はきびしいのですか?

冨士の生徒として誇りをもって生活し行動できるための基本的なことのみを決めています。また、不都合が生じた場合は柔軟に対処できるようにしています。

Q4.携帯電話はどのように指導していますか?

携帯電話は、基本的には学習に必要ないという立場をとっています。授業への持ち込みはもちろん禁止です。携帯電話を学校に持ってくる必要がある場合は、登校時に担任に預けるように指導しています。また、寮では自由時間のみ使用可能です。それ以外の時間は寮でお預かりしています。

Q5.いじめはありますか?また、どう対応していますか?

学校というのは思春期の子供たちが集まって生活しているわけですから、色々な意味でトラブルはあります。しかし、本校では教師と生徒の関係が密であるために、トラブルがあるとすぐに分かります。大きな傷となる前に対処し指導ができていますし、現在の所は、深刻な事例は起きておりません。いじめに限らず、必ず教師が指導して、トラブルを乗り越えさせるようにしています。思春期においては、さまざまなトラブルを乗り越えていく過程こそが、大人に成長していく原動力となるのです。思春期の子供たちは、自分の中に、また周りとの関係の中に、必ずさまざまな問題と出会います。生徒と教師が協力して、そのハードルを乗り越えていくことにこそ、子供たちの人間的な成長があるのです。