松永 美輝恵
役職:講師・修士(保健福祉学)
主な研究と活動
高齢で介護が必要になっても快く生活できることを目指して、おむつ交換プログラムの作成に向けた研究を進めています。身体障害や認知機能障害などにより、排泄行為が難しくなると、おむつを装着するのが一般的です。おむつ内に排泄したことを上手く伝えられない場合、心身共に不快になります。この状態から早く脱して快適な状態に戻りたい、おむつがなくても生活できる状態になりたい、と多くの人は願うと思います。家族や介護スタッフも同じ気持ちだと思います。両者の願いに近づくために、企業と協働して排尿検知装置を開発し、これを活用して多くの寝たきり高齢者に共通した排尿パターンを明らかにする研究を進めていました。介護福祉士として介護現場で経験してきたことと、取り組んでいる研究とその成果を教育に活かし、未来の介護福祉士の育成に貢献したいと考えています。
キーワード | 生活支援技術、排泄介護、介護福祉教育 |
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専門分野 | 高齢者介護、排泄介護、介護福祉教育 |
主な研究対象 | 高齢者 |
主な研究課題 |
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担当科目 | コミュニケーション技術Ⅰ・Ⅱ、生活支援技術Ⅲ(睡眠)、介護の基本Ⅳ(リスクマネジメント)、介護実習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ、介護総合演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ、基礎ゼミ、健康福祉科学セミナーⅠ・Ⅱ、アドバンス健康福祉科学セミナーⅠ・Ⅱ、卒業研究、事例研究Ⅱ |
学位 | 修士(保健福祉学) |
免許・資格 |
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卒業年月 |
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学歴・経歴
- 1998年 4月 医療法人井口会 介護老人保健施設 白梅の丘
- 2003年 4月 新見公立短期大学 地域福祉学科
- 2016年 4月 帝京科学大学 医療科学部 医療福祉学科
主な著書
- 松永美輝恵:認知症ケアの実践事例「排泄に関する課題とケア実践」真・介護キャリア、11・12月号、日総研、86-88、2015
- 三原博光・松本百合美編著:豊かな老後生活を目指した高齢者介護支援「高齢者とレクリエーション」(第6章)担当、関西学院大学出版会、2013
- 三原博光・山岡喜美子・金子努編著:認知症高齢者の理解と援助-豊かな介護社会を目指してー「認知症高齢者の虐待問題」(第1部6章)担当、学苑社、2009
主な論文
- 松永美輝恵・井関智美・田内雅規:感度の異なる排尿検知装置の試作と高齢者介護施設における臨床試験 岡山県立大学保健福祉学部紀要、20(1)、53-62、2014
- 松永美輝恵・松本百合美:介護技術習得過程におけるDVDの活用方法と検討 新見公立短期大学紀要、29、211-215、2008
- 松永美輝恵・井関智美:おむつ装着排尿体験時の血圧と心理状態の関連に関する検討 新見公立短期大学紀要、29、205-210、2008
所属学会等
- 日本介護福祉学会
- ライフサポート学会
- 日本認知症学会
主な学会発表
- 松永美輝恵・井関智美・田内雅規:寝たきり高齢者に対するおむつ交換タイミングの検討 生活支援医療福祉工学系学会連合大会、ルスツリゾート、2014
- 松永美輝恵・井関智美・田内雅規:感度の異なる排尿検知装置の検出と有用性の検討 第18回日本介護福祉学会大会、岡山県立大学、2010
- 松永美輝恵・井関智美・田内雅規:尿検知システム付おむつパッドを使用したおむつ交換時の介護者の印象結果の分析 第15回日本介護福祉学会大会、浦和大学、2007