鈴木 幹夫
役職:教授・医師・医学博士
主な研究と活動
こころの病態の解明から、人間とは何かを読み解く
精神医学「psychiatry」は、ギリシャ語の「psyche(こころ)」と「iatreuo(癒す)」という二つの単語の合成語です。医学の中で精神医学のみが、この"こころ"という多少曖昧な現象を扱う分野であり、そのため方法論にも必然的に曖昧さを含みます。精神病理学や精神分析学は、人間のこころの病的な部分を「鏡」にして、人間とは何かを読み解こうとする学問です。
精神医学「psychiatry」は、ギリシャ語の「psyche(こころ)」と「iatreuo(癒す)」という二つの単語の合成語です。医学の中で精神医学のみが、この"こころ"という多少曖昧な現象を扱う分野であり、そのため方法論にも必然的に曖昧さを含みます。精神病理学や精神分析学は、人間のこころの病的な部分を「鏡」にして、人間とは何かを読み解こうとする学問です。
専門分野 | 臨床精神病理学、精神分析学 |
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主な研究課題 |
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研究室番号 | 実験研究棟E308 |
学位 | 1995年 2月 医学博士 精神保健指定医、日本精神神経学会精神科専門医 |
卒業年月 |
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主な著書
- ライフステージに見る精神障害、一橋出版、1996
- 精神科ケースライブラリー(共著)、中山書店、1997
- 臨床精神医学講座(共著)、中山書店、1998
- 研修テキストホームヘルパー(共著)、一橋出版、1999
- 稀で特異な精神科症候群および状態像(共著)、星和書店、2004
- コメディカルのための精神医学、DTP出版、2008
主な論文
- 樋口一葉と「不思議の国のアリス症候群」、日本病跡学会雑誌、1993
- Gilles de la Tourette症候群の精神病理学的研究、精神経誌、1996
- 不思議の国のアリス症候群、精神科治療学、1997
- 三島由紀夫にとっての「視ること」と「書くこと」、日本病跡学会雑誌、1998
- 遷延化した気分障害に対する精神療法的アプローチ、精神医学、1999
- 強迫観念、臨床精神医学、1999
- うつ病と年齢、精神科治療学、2002
- 双極性障害の概念の変遷、精神科、2004
- 双極性障害の概念と診断の新たな展開、臨床精神薬理、2005
- 気分循環症、精神科診断学、2006
所属学会等
- 日本精神神経学会
- 日本精神病理・精神療法学会
- 日本精神分析学会
- 日本病跡学会
- 日本外来臨床精神医学会
- 東京精神医学会
- トゥレット研究会
- 包括的ロールシャッハ研究
その他の活動
- 起訴前精神鑑定10件
- 後見開始申立事件精神鑑定2件