渡會 公治
役職:特任教授・医師
主な研究と活動
整形外科医師として運動器の障害を扱ってきた。いっぽうで身体運動科学の研究者、体育の指導者として運動を教えてきた。その両者の立場からいえることは、運動器の知識がないために上手になれない人が多いこと、運動器を上手に使えずに障害をきたす人がいること、そして上手に使う指導により障害を治せること、予防できることを経験し、指導法を研究してきた。最初はスポーツ医の立場で膝や肩、肘のスポーツ障害の診断、治療、予防を研究してきた。若いスポーツ選手に見られる使いすぎ症候群といわれる慢性障害の中にもいろいろな要因があること、少年の野球肘に代表される身体の使い方の誤用で障害が生まれることを見出し報告してきた。少子高齢社会となり、高齢者の運動器の健康問題が喫緊の課題とされるようになり、ロコモティブ症候群として取り上げる運動に参加し、対策として構造・アライメントにあったトレーニング処方を研究提案してきた。高齢者でも適切なトレーニングで運動機能が改善することを実践研究している。
キーワード | 上手な体の使い方、アライメント、使いすぎ症候群、変形性関節症、変形性脊椎症 |
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専門分野 | スポーツ医学、整形外科 |
主な研究課題 |
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担当科目 | 整形外科学、スポーツ医学、スポーツ障害 |
学位 | 1975年 医学士(東京大学) |
免許・資格 |
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学歴・経歴
- 1975年 東京大学 医学部 医学科 卒業
- 1975年 東京大学 医学部 整形外科医局関連病院にて研修
- 1985年 7月 帝京大学 医学部 整形外科 講師
- 1987年 4月 東京大学 教養学部 保健体育科 助教授
- 1994年 4月 東京大学大学院 総合文化研究科 広域科学専攻
- 1994年 4月 生命環境科学系 身体運動科学研究室 助教授
- 2007年 4月 生命環境科学系 身体運動科学研究室 准教授
- 2011年 4月 帝京平成大学大学院 健康科学研究科 教授
- 2011年 4月 帝京平成大学 健康メディカル学部 教授
- 2014年 4月 帝京平成大学 ヒューマンケア学部 鍼灸学科 教授
- 2017年 4月 帝京科学大学 総合教育センター 特任教授
- 2018年 4月 帝京科学大学 医学教育センター 特任教授
主な著書
- 美しく立つ、文光堂、2007
- いますぐできるロコモ体操、2010
- 長生きをしたければ歩けばいいというものではない、大泉書店、2014
- 「かべ体操」であし 腰 ひざの痛みがあっさり消える、セブン&アイ出版、2015
所属学会等
- 日本整形外科学会
- 日本臨床スポーツ医学会
- 日本整形外科スポーツ医学会
- 日本運動器学会