地域連携

関連する地域支援

東京西キャンパス

甲府市遊亀公園附属動物園

当学と甲府市の連携協定に基づき、甲府市遊亀公園附属動物園での観察ワークショップをはじめとして、市民の皆さんといっしょにゾウの観察会や「ゾウ糞ペーパー」づくり、そして、竹や消防ホースで動物たちの遊具作りなどを行っています。 内容は、動物園の職員の方々と打ち合わせて、準備や広報にも関わります。 最近は、市民の「動物園応援団」の方々とも関わることが増え、学生達も社会とつながる貴重な体験の機会となり、市民の方々を前に、 観察結果のプレゼンテーションもさせていただくこともあります。 地域における動物園の役割を考える上でもチャンスをいただいています。

今日はゾウの糞を用いた「紙作り」イベントです。事前に道具をそろえ、見本を作っておき、関心をもってくれたお客さんに作り方を教えていっしょに作ります。

動物園の職員の方々と、チンパンジーのためのハンモック作りも行います。廃棄予定の長さ30mもある消防ホースを使って、丈夫なハンモックができました。

お子さんも親御さんもいっしょにアジアゾウを観察します。 学生は事前に練習をしてから、 観察の方法や、どこを見るとよいかサポートをします。

観察結果をこのようなパネルに自分が見たゾウの仕草の欄に、シールを貼ってもらいます。すると、参加者は「どんなことをするのが多いのか?」を知ることができます。

観察はイベントだけでなく、定期的に観察を続け、動物園の要請を受けて、市民の皆さんを前に、結果をお知らせすることもあります。卒業研究として続ける学生もいます。

千住キャンパス

足立区教育委員会連携事業

本学では、足立区内の子どもたちに本学の特長を活かした様々な体験を通じて、学びの面白さに気づいてもらい、子どもたちの成長や将来の進路を考える機会の提供を目的として、未就学児から中学生まで子どもたちの成長段階に応じた体験プログラムを足立区教育委員会と連携して実施しています。
なお、令和2年度は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、体験プログラムをオンデマンドによる動画配信やICTを活用したリアルタイム双方向型遠隔授業形式に切り替えてオンライン上で実施しています。

のびのびプレイデイ

のびのびプレイデイ

 例年は、本学幼児保育学科1年生全学生、および上級生学生50名ほどのボランティアで、2歳より就学前の地域の親子を、7号館アリーナに招き、手作りのあそびブースを企画運営するイベントです。例年400名以上の親子が訪れます。
 「身体をを動かして遊ぶ」ブース、「手先を巧妙に使って遊ぶブース」「試行錯誤しながら遊ぶブース」など、これまで10のブースを企画運営してまいりました。それぞれのブース内で終了後スタンプラリーのスタンプがもらえることで子どもたちは次から次へとあそびを楽しんでいます。保護者向けには、教員が作成した学びのパネルの設置や、子どもたちが遊んでいる間そばで見ている保護者向けに、教員がお話を伺ったり、子育てに関する映像上映と、子どもたちだけでなく保護者にとってもよい空間となっています。
 2020年度はコロナ禍の中、各ゼミが「ステイホーム」で楽しめるあそびを提供する動画を24本作製し期間限定で配信いたしました。

動物ふれあい教室

動物ふれあい教室

 本学の学生が足立区内の小学校に出向き、小学1・2年生を対象に行います。近年では様々な理由から各小学校において小動物を飼育する機会が減少傾向にあります。普段、動物に触れる機会が少ない子ども達が「命の大切さ」を学ぶ貴重な機会となるこの事業には、毎年多くの小学校から応募があります。
 実施に当たっては、本学学生と小学校の担当の先生と当日のスケジュールやアレルギーのある児童への対応など細かく打ち合わせを行います。当日はイヌやスナネズミ、ハムスター、蚕などに触れたり、動物の頭骨などの観察を通じて本学のキャッチコピーである「いのちをまなぶ」教育を実践的に行います。実施後には児童からお礼の手紙が届くなど、本学の学生にもやりがいのある活動になっています。
 動物介在教育には自発的にやる気や責任感・他者を思いやる気持ちが生まれる効果があることが報告されており、保護者や教師が言葉で教えようとしてもできないことが可能になります。これからも多くの児童に「命の温もり、大切さ」を伝えていきたいと思います。

大学遠足

大学遠足

 足立区内小学4年生を対象にした連携事業で、上野原市にある秋山小学校の校舎を拠点に、周辺の自然豊かな環境を教材にし、都会で暮らす子どもたちを招き、心と体をつかった「自然体験」を味わってもらいます。
 当日の天候によって、プログラムが左右されるこちらの活動は、事前準備も念入りに行わなければいけません。予想以上の猛暑になり、急きょ屋外でのプログラムに変更したこともありました。子ども達の安全を一番に考え、「自然と人間の関わりを学ぶ」という目的を達成するために教員・学生が一丸となり実施いたしました。帰路につくバスの中から笑顔で手を振る子ども達のその表情が我々の一番のご褒美です。

夢の体験教室

夢の体験教室

 小学4~6年生を千住キャンパスに招き、教育人間科学部 学校教育学科の1年生が主体となりさまざまな体験教室を行います。これまで『帝京科学大学で「アタマ」と「カラダ」を使って楽しく学ぼう!』をテーマに「謎解き図書館リアル脱出ゲーム」や「陸上アスリートの世界を知ろう・体験しよう!」など様々なブースを用意し、体験してもらいました。
 猛暑の影響でグラウンドプログラムを急遽屋内開催に変更するなど、準備に追われましたが、無事に開催することができました。教職を目指す学生にとって、実際に児童と接する機会は「教員になる」という目的意識が高まる貴重な機会になりました。

体験!一日大学生

体験!一日大学生

 足立区内の高校進学を目前に控えた中学生に「大学における学びの世界」の体験を通じて、学問の面白さに気づいてもらい、将来の進路を考えるキャリア教育の一貫として開催されています。
 イベントでは、中学生を大学にお迎えし、大学生が受けている講義や実習の体験、本学の実験・実習施設の見学など大学生さながらのキャンパスライフを体験してもらいます。
 中学生からは「専門の授業なので、内容が濃く、おもしろかった」「大学生が気さくに話してくれてよかった」など好評のイベントになっています。

あだちの大学リレーイベント企画

足立区内の6つの大学が連携して各大学の特色を生かしたイベントを足立区内の皆さんを対象にしたリレー形式で実施することで、「大学が持つ知の還元」、「大学と地域とのつながりの創出」、「地域への大学のPR」を図ることを目的としたイベントです。参加者からは、「おはなしづくりがおもしろかった」「対話の時間がよかった」などの感想をいただいている好評の催しになっています。

蝶々のひみつ

蝶々のひみつ - the Mistery of Butterfly -

 蝶の生態や現状を学ぶことにより、蝶々を日頃から意識し、生物多様性や絶滅危惧種を守ることについて考える講座としました。講座ではクイズ形式で蝶について勉強しました。
 また1枚の蝶の翅をたよりに蝶の種名を図鑑から探し、翅の柄や大きさが蝶の種類ごとに異なることを知ってもらいました。最後に蝶の翅を入れたレジンストラップ作りに挑戦してもらいました。レジンストラップは各自が自由に砂やビーズを入れてUVライトで固めることができます。
 世界で一つだけのオリジナルストラップを見ることで、講座終了後も蝶の学習について思い出すことができるようにしました。
 なお、蝶の翅は研究材料として不要になった翅を再利用しています。

なぜ・なに?どうして? 自由に考えるっておもしろい

子どもとその保護者のための哲学ワークショップ
―『なぜ・なに?どうして?』―

 平成31年3月、「あだちの大学リレーイベント企画第15弾 」として子どもとその保護者のための哲学ワークショップ『なぜ・なに?どうして?―自由に考えるっておもしろい―』」を開催しました。このイベントでは、抽選で選ばれた足立区内の小学3・4年生とその保護者の方(児童56名、保護者59名、計115名)を対象として、「子どものための哲学」と呼ばれるヨーロッパ、アフリカ、オセアニア、南米、中東、アジアなど50を超える国や地域に広まりつつある「対話型教育プログラム」を足立区の小学生向けにアレンジしたワークショップをおこないました。
 ワークショップでは、小学3・4年生とその保護者が一緒に「おはなし作りあそび」、「しつもん(質問)ゲーム」、「たいわ(対話)の時間」などのワークを中心に体験しました。参加した小学3・4年生たちからは「おはなしづくりがおもしろかった」「対話の時間がよかった」「学校の勉強よりつかれた」、また保護者からは「大人向けの哲学ワークショップも開催してほしい」「親子で一緒に考える機会を持つことができてうれしかった」など、さまざま感想をお寄せいただいたイベントになりました。

あだちの六大学 子育て・教育応援 保護者向け講演会

日々子育てに奮闘している保護者の皆さんが抱えるお悩みや不安の軽減に繋げるために、足立区と足立区内の六つの大学が連携して子育て支援に関する講演会を保護者の皆さん、教育関係者を対象に実施しています。参加者からは、「傾聴の実践は役に立ちました。聞くことの難しさや大切さを感じられました。」「反抗期の子に対する話し方を考え、見直すことができました。」など好評なイベントになっています。

子どもと向き合う対話術

子どもと向き合う対話術

 専門は教育政策・行政研究であり、その中で実施するインタビュー調査の知見を活かして保護者を対象とした「子どもと向きあう対話術」という企画を実施しました。内容は二人一組になり、「あいづちの打ち方を変える」、「相手の話しを全て反論する」「全く別なことをしながら話しをきく」「相手の感情的な表現を繰り返す」など課題をもって話してもらいました。普段、何気ない会話ですが、意識化することで、子ども・家族との対話が変わることがあります。もちろん短い時間で人の行動は変わりませんが、何らかの気づきをもたらすことがあります。ギリシャ以来、学問は対話の中からしか生まれません。私も参加者の具体的な悩みに、身につまされるとともに、気づくことがあり、楽しい時間になりました。

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