地域連携

Topics

6月8日こども文化教育演習 上野原市内の小学校で授業参観です。

2017/06/09

 今日から第二グループの授業参観の始まりです。第一クールでは市内の幼稚園で「通常保育」を体験してきたグループです。8時30分、6名全員が揃いました。いよいよ登校です。2年生の学習室に案内されました。この授業参観中の控室です。6月2日まで飼育体験のための「お世話の部屋」だったところです。今日のために机と椅子が配置してありました。着席して待機します。 
ほどなく校長先生と副校長先生がいらっしゃいました。学生は一人ずつ簡単な自己紹介をします。校長先生からは「大学1年生のうちから小学校の教育現場を知るということは、とても貴重な良い体験になるはず。これからの大学生活の糧にしてください。」と励ましのお言葉をいただきました。その後副校長先生から、一人ずつ、参観する学年とクラスの説明を受けました。今日は1年生が校外学習だったので、2年生に2名、そして3年生・4年生・5年生・6年生には1名ずつの参観です。
一通りの説明が終了。副校長先生に引率され、一人ずつクラスに入ります。「どんな先生だろう」子ども達の視線が学生に集まります。子どもたちは、クラス担任の先生から「大学から若い先生が参観にくるよ」と事前に伝えられています。とても楽しみに待っていたようです。クラス担任の先生からみんなの前で自己紹介をするようにと促されます。中には自己紹介のあと「質問タイム」を設けてくださった先生もいました。学生は「好きなアニメは?」「得意なことは?」など子ども達から質問攻めです。
 授業が始まりました。学生は実習日誌に「時間」「児童の活動」「教員の活動」「実習生の活動」を記録して行きます。学習指導案を書くための良い事前学修になります。「戸惑っている子どもがいたら見てあげて」クラス担任の先生に促されて授業支援です。
 2校時目です。体育館で外部講師をお招きしての発表会の合同練習があるとのことで、参観に行きました。子ども達は、一辺一列ずつで長方形の隊形を作っていました。クラス担任の先生と、外部講師の先生の指揮で、「ボディパーカッション」からパフォーマンスが始まります。その後、ステージ前のひな壇に整列、全員で合唱です。その様子を参観していると学生が学年主任の先生から「最後にみんなの前で感想を言ってほしい。励みになるから。」とお願いされました。外部講師の先生のアドバイスはとても的確で、見る間に上達していきます。さすが専門家です。一通りの稽古が終了。子ども達が整列します。学年主任の先生に促され、学生が前に立ちました。視線が集まります。とても緊張します。でも、学年主任の先生の表情を伺うと、先生が期待する以上の子ども達の励みになる感想を言うことができたようです。流石です。「教員の自覚の芽生え」を感じました。
 中休みをはさみ、3校時目です。子ども達と大分打ち解けた様子です。学生たちの周りに子どもの輪ができていました。
 4校時目は、控室に戻り、実習日誌の整理と、振り返りのレポートを作成します。そうこうしていると下校時間になりました。充実していると時間が経つのが早く感じます。もう一度校長先生が来てくださいました。「どんどん子ども達と関わってほしい。」と再度励ましの言葉をいただきました。
 
以下は、学生たちの感想からの抜粋です。
A君「幼稚園児に比べると、小学生はずいぶん成長していることが分かって、新鮮だった。」
B君「難しい表現を使わずに教えていることがとても素晴らしく、勉強になった。」
C君「2年生にもなると先生の指示が一回で通るので感心した。子どもの成長は早いと思った。」
D君「今日一日体験して、教員は子どもに教えるだけでなく、子どもから色んなことを学ぶことができるとても魅力的な職業だと実感した。」
E君「授業の進め方など、色々な技術や工夫が盛り込まれていて、とても勉強になった。」
 
今日の体験を教員になるための学修に活かすことができれば、必ず良い先生になれるものと考えています。6月10日は、足立区の小学校で「ふれあい動物教室」です。
TOP