作業療法学科

Department of Occupational Therapy

作業療法学科
(東京西キャンパス)

オーダーメイドのリハビリテーションができる作業療法士に

 対象者1人ひとりの状態に応じて、リハビリテーションを実施するのが作業療法士。食事やお風呂、家事、仕事、遊び、趣味など、対象者のやりたいことに着目し、さまざまな生活に適応できるように知識と技術を身に付けます。また、現代では、これに加えて作業を通して身体的、精神・心理的、社会的にも、生活に対して豊かに向き合えるようになることを目的にしています。
 少人数制の環境と、助言教員による「目の行き届いた教育」が特長。実習室などの施設も充実しており、作業療法に必要なさまざまなスキルと、対象者に適切な提案を行うためのコミュニケーション能力を養います。

イメージ

3つの特色 Features

Point 1

特色1

ものづくりの幅が広がる充実した施設・設備

和室やキッチン、浴室なども備えた実習室を完備。実際の住宅のような環境で、対象者の生活を想像しながら作業療法についての学びを深めます。さらに陶芸や織物、木工などいろいろな作業を体験することで、その作業がリハビリテーションに及ぼす効果について考察・分析する視点を養います。

Point 2

特色2

動物を介在させたリハビリテーションを学ぶ

海外では動物介在療法が、一般的なリハビリテーションとして取り入れられている国もあります。本学科では、希望する学生のために、「アニマルセラピー概論」「動物介在人間工学」「乗馬療法技術概論」「動物介在療法のための感覚統合」など、動物介在療法に関する科目を受講することも可能です。

Point 3

特色3

効率よく、手厚い国家試験対策で合格に向けてサポート

1年次の早期から、医学教育センターと連携して国家試験対策をスタート。模擬試験を繰り返して実施することで、苦手な分野を把握し、克服に役立てることができます。さらに、助言教員が学生一人ひとりの実力を見きわめ、きめ細かな学修指導を行います。国家試験の直前には、対策のための集中講義なども開講します。

学科長あいさつ Voice

人の健康と幸福を支援する作業療法


学科長・教授
小橋 一雄

 作業療法とは、生活への向き合い方を通して「健康」と「幸福」に貢献していくリハビリテーションです。作業とは、対象となる人々にとって目的や価値を持つ生活行為を指し、作業療法は、作業に焦点を当てた治療、指導、援助を行います。


 その歴史は、障害や病気を抱えた一人の当事者の方の声によって始まりました。そして、医者、看護師、ソーシャルワーカー、芸術家、教師、建築家などの多職種によって形作られ、"当事者の声を反映した実践の積み重ね"が、現代の作業療法につながっています。どうすれば、安心した時間を過ごせるのか?どうすれば仕事に戻ることができるのか?そんな声だったのかもしれません。


 作業療法学科での学びは、「心身の機能と構造」「疾病と障害」「日常行われている様々な作業」について、幅広く学びます。それは、生活との向き合い方によっては「健康」になることもあれば「不健康」になる場合があるからです。


 本学科では、高度な専門的知識や技術を用いて、身体障害や精神障害にとどまらず、その方の生活、人生に向き合うことのできる思いやりのある人間教育を重視します。


 私たち作業療法学科の教職員一同は、意欲あふれる、「人に寄り添い」「気持ちを大切にし」「思いやり」のある皆さんを心から歓迎し支援いたします。

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