コースの紹介
小学校コース
さまざまなチャレンジを通じて実践力と応用力のある小学校教員に
6歳から12歳という、幅広い年齢の子どもと接するのが小学校教員。本コースでは、子どもを理解する深い洞察力をはじめ、子どもの発達に応じた魅力的な授業を展開する力、信頼関係を築く力を身に付けた小学校教員の養成をめざします。
Point 1
子どもの学習と生活を支援する実践的指導力のある先生に
初年次から授業や教材づくりの体験や上級生による模擬授業の参観など、授業づくりの力を育むための機会を豊富に用意しています。また、学校ボランティアなどの現場体験を通じて、子どもを理解し子どもと関わる力を高めます。
Point 2
豊かな教養に基づき、教育のプロとしての専門性を高めていく探究力のある先生に
小学校の教員が担当する各教科をはじめ、子どもや学校の理解についても、深みのある多彩な専門の学びを提供します。卒業研究を集大成として学びを深められるように、初年次から研究活動に向かうステップが組まれています。
Point 3
子どもを取り巻く社会の課題を解決していく対応力のある先生に
コースの仲間との学び合いや専門の異なる中高コースの学生との交流により、視野を広げ協働する力を育みます。地域の多様な人びとと連携して子どもを支えるさまざまな活動も積極的に取り入れています。
授業紹介
器楽
さまざまな楽器にふれながら指導の方法を考察する
小学校の音楽は、「歌唱」「器楽」「音楽づくり」「鑑賞」の各領域を指導するよう文部科学省で規定しています。1年次後期開講の「器楽」では、コード伴奏による弾き歌いを学んだ後、音楽授業で用いられている楽器の名称、持ち方、演奏の仕方、メンテナンスなどを理解し、さまざまな楽器での合奏を経験します。「トーンチャイム」など、演奏の機会が少ない楽器にもふれます。演奏するだけではなく、指揮の仕方、児童へのことばかけや指導の方法なども併せて学びます。
初等教科教育法(算数)
教育実習に求められる児童の理解に寄り添った
算数の授業力を実践的に構築する
「初等教科教育法(算数)」では、「数と計算」、「図形」、「変化と関係」、「データの活用」の4領域における効果的な指導方法を学びます。指導法の学修では、学習指導要領を読み解きながら、1時間の流れを考えた指導案を作成し、その指導案に基づいて実際に模擬授業を行います。模擬授業後は、学生同士で議論することで、児童の理解に寄り添った授業づくりができるよう学修していきます。