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木曽で生物多様性に関する環境教育を実施しました。

2017/08/15

2017年7月13・14日に木曽町開田小学校の全校生徒を対象にチャマダラセセリを中心として生物多様性に関する環境教育を行いました。
チャマダラセセリは絶滅危惧1B類に指定されており、長野県の指定希少野生動植物にもなっていて、無断で採取・捕獲することは禁止されています。そのチャマダラセセリは長野県内では開田高原にしか生息されていません。そこで、各学年ごとに異なる以下のようなプログラムを開講しました。
小学1・2年生・・・チャマダラセセリの説明、昆虫クイズ、チョウを採集して名前を覚えよう。
小学3・4年生・・・チャマダラセセリの説明、チョウの種しらべ、採集道具の準備。
小学5・6年生・・・チャマダラセセリの説明と絶滅危惧ランクについて。チョウの採集と種の同定。
 
講師は本学学校教育学科の江田慧子先生、信州大学名誉教授の中村寛志先生。サポートとして本学児童教育学科4年生の近藤梨子と境みさきが参加しました。小学生は真剣に話を聞いてくれました。その後、野外に実際に昆虫採集をして、チョウに触れることができました。虫を観察して、特徴をとらえて図鑑の中から対象種を探すという作業をグループで協力して行っていました。
最後には、子ども全員が「チャマダラセセリ」を覚えることができました。
 
本学では引き続き、木曽町での環境教育を行っていきます。
なお、本事業は「信州の生物多様性にかかる協定」に基づき行っています。
詳しくは下記のHPをご覧ください。
https://www.ntu.ac.jp/information/index.php?c=topics_view&pk=1457397238004001&type="
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