地域連携

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【医療福祉学科】千住キャンパスで「第2回帝科学生と地域の防災について一緒に学ぼう」が開催されました

2019/11/11

2019年11月9日(土)、千住キャンパスで「第2回帝科学生と地域の防災について一緒に学ぼう」を開催しました。

 

医療福祉学科では、水害のリスクが高いと言われている足立区の皆さんが、自分で身を守れるように、また、地域の皆さんや学生が顔なじみとなって協力し合えるように、学生と地域の皆さんが一緒に防災の知識や技術を深める学習会を行っています。

 

地域コミュニティは、地域の住民に対する定期的な防災訓練の実施や住民による見回りを通じて防災意識を喚起するなど重要な役割を担っています。しかし、昨今、近隣住民同士の日常生活におけるつながりの希薄化に伴い、地域コミュニティの衰退の危機に晒されています。

 

そこで、本学習会では、学生と一緒に災害に関する知識・技術を深めてもらい、地域住民同士の相互関係の改善を通じた防災意識の喚起に向けた活動として、企画・立案しました。

 

学習会当日は、足立区の地域の皆さんを大学にお招きし、6~7人のグループに分かれて「みんなでサバイバルクッキング」、「防災3択クイズ」、「荒川氾濫時の災害シミュレーションドキュメント」「口腔ケア」など防災に関する体験活動を通じて、災害発生時の避難方法や注意点を学生と一緒に楽しみながら勉強してもらいました。

 

「みんなでサバイバルクッキング」では、災害が発生し、電気・水道などのインフラが使用できない状態を想定し、炊飯器や計量カップを使わず鍋とビニル袋と紙コップを活用して炊飯したり、シーチキン・めんつゆを活用した「シーチキンで肉じゃが風」作りを体験してもらいました。また、非常食としておなじみのアルファ米を使った五目ごはんをできるだけ美味しく食べられるように、五目ごはんをおいなりさんの皮で包んで食べ比べしてもらいました。参加者・学生からは、「とてもおいしかった」、「計量カップを使わず、目分量でコメを美味しく炊くことができた」というコメントをいただくなど、とても好評でした。「防災3択クイズ」では、「台風接近に伴う道路冠水時の非難の行動」、「避難に関する発令された際の避難のタイミング」などがクイズ形式で出題され、グループ内のメンバー同士で話し合い、それぞれのグループで考えた答えを発表してもらいました。

 

今回の学習会にご参加いただきまして、ありがとうございました。なお、当日は、日本防災士会足立区支部女性部様、チームあだち様、社会福祉協議会様、地域包括支援センター千住西様の関係者様にもご協力頂き、地域の皆様と一緒に活動して頂きました。ありがとうございました。

 

今回の学習会は、将来、福祉分野を目指す学生にとって、おおいに学びとなる有意義な機会になりました。

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