地域連携

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医療福祉学科の学生有志による活動団体「千住便利隊」の活動発表会が開催されました

2020/01/21

2020年1月17日(金)、千住キャンパスで医療福祉学科の学生同志による活動団体「千住便利隊」の活動発表会が開催されました。

セーフティネットが確立した現代において、少子高齢化が進展する都市部では、セーフティネットから漏れてしまい、生活に困窮する人の増大が社会的な課題になっています。

医療福祉学科では、地域セーフティネットの構築を目的に高齢者・生活困窮者世帯など生活する上で、課題を抱えている住民たちの自宅を訪問し、日常的な見守りや掃除や買い物、草むしり、調理などの活動を通じて、住民たちの生活課題の把握を行い、住民たちの生活支援や既存の福祉制度の改善点を提案する「千住便利隊」活動を健康福祉科学セミナーⅠの一環で始めました。

「千住便利隊」の活動は、2019年で3年目の活動になります。これまで活動には足立区役所様・地域包括支援センター様にご協力いただき、千住地区の高齢者宅に学生が訪問し、買い物や草むしりなどの活動を行うなど行政と大学が密に連携した活動になっています。

今回、学生たちが行った住民の生活支援活動の振り返りや学生同士で活動を共有してもらおうと、活動報告会を開催しました。

活動報告会では、地域の住民たちの訪問活動を行った医療福祉学科2年の学生たちが発表に臨み、学生たちが実施した活動について学生たち自身でプレゼンテーション資料を作成するなど、活動内容をまとめてもらいました。また、学生たちの携帯電話の使い方や草むしり、部屋の掃除など活動紹介をはじめ、年配の方との接し方のギャップや遅刻してしまい厳しく注意されたなど時間を守るという社会のルールや厳しさを教えていただいたなど活動を通じて勉強になったことが報告されました。また、学生同士の意見交換なども行われました。

当日は、活動を支援して下さっている足立区役所から絆づくり担当課・シティプロモーション課、地域包括支援センターのご担当者様もお越しいただき、学生たちの活動報告を聞いてもらいました。

学生の発表会終了後には、学生たちの指導を行っている山田健司教授から活動に対する総括をいただきました。

将来、福祉介護分野での就職を目指して日々学修に努める学生たちにとって、今回の活動は、座学の講義では体験できない住民の生活課題の把握や住民との接し方や多職種連携の実際などについて学修する有意義な機会になりました。
 
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