大学院医療科学研究科 医療科学専攻
概要
設置キャンパス | 千住キャンパス(足立区千住桜木2-2-1) |
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研究科名 | 医療科学研究科 |
専攻名 | 医療科学専攻※ |
学位 | 博士(医療科学) |
定員 | 2名 |
※令和6年4月「総合リハビリテーション学専攻(博士課程)」から名称変更
養成する人材
本学、医療科学研究科医療科学専攻博士課程では、個人を取り巻く健康・障害をはじめとする機能・能力改善の向上と、個人が所属する地域・人・生活の視点から社会的再統合を目指す教育研究を展開します。
「病院・施設から地域生活を一体的に体系付け、中核的に教育指導・管理・研究能力を有する人材」、「心身の機能回復を地域社会における生活支援、尊厳の維持の視点から貢献する実効確度の高い研究可能な人材」の確固たる養成を目的とし、研究指導を行います。
教育研究の特色
いのちをめぐる問題や課題の解決には医学・医療技術の専門分化が必要となる一方で、細分化されすぎたことで失われがちな総合的視野もまた必要となります。さらに、地域・社会・経済的背景などの要因が、個々の生活と大きく関わってくることから、多角的アプローチが不可欠となります。
本専攻博士課程で展開される教育研究は、人が生まれながらにしてもっている人権を、本人の障害と社会制度や慣習・偏見などによって失われた状態から、本来あるべき姿に回復させることと捉え、総合的(包括的)に遂行する視点が重要であると考えます。その考えに基づき、「心身機能の改善・向上及び社会生活力の向上」に視座を絞り、各分野で医療的・社会的な問題の解決に資する高度専門的な教育研究を行います。
教育研究方法
1.社会人に配慮した夜間および土曜日開講科目を準備しています。
2.研究指導は徹底した個別指導による研究指導体制が整っており、博士学位に相応しい研究や論文作成を積極的に指導いたします。
指導教員及び指導内容
〇:主指導教員
分野 | 指導教員 | 研究指導内容 |
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医療科学 | 〇潮見 泰藏 | 脳傷害後の運動障害に対する評価指標ならびにトレーニングプログラムの開発に関する研究。 |
〇山田 健司 | 人口変容による生活問題と終末期ケアに対応する医療・看護・介護・福祉ネットワークシステム構築の研究。 | |
〇津田 彰 | ウェルビーイング(well-being)―持続可能で多面的な幸せの状態と特性―のストレス及び健康-病気の結果に及ぼす効果に関する生物心理社会学的メカニズムの研究と実践。 | |
〇鈴木 幹夫 | 精神障害(気分障害・統合失調症)についての、臨床的リハビリテーションに関する研究。 | |
〇萩原 宏毅 | 運動が骨格筋、代謝、脳機能に与える影響や運動制御の神経機構についての研究。 | |
〇髙田 雄三 | 尿酸輸送トランスポーターや抗酸化ストレス関連遺伝子による痛風等の生活習慣病にお ける分子病態解析・予防医学に関する研究。 | |
〇宮城 純子 | 精神障害者に対する社会復帰や地域支援体制の確立に関する研究。 | |
〇糸井 和佳 | 世代間交流を用いた健康長寿ならびに認知症に優しいコミュニティづくりとその効果に関する研究。 | |
〇古川 雄祐 | 運動器系のエピジェネティク制御機構の解析とパフォーマンス向上への応用に関する 研究。 | |
大西 奈保子 | 超高齢・多死社会におけるエンドオブライフケア、グリーフケアをはじめとする終末期に ある人、その家族、援助者にまつわる諸問題についての研究 | |
二神 弘子 | 運動または感覚刺激が心と身体に及ぼす影響に関する研究。 | |
楠永 敏惠 | 在宅の医療的ケアに関する包括的分析とその対策に関する研究。 | |
〇廣瀬 昇 | 運動が骨格筋及び身体活動に及ぼす影響に関する研究。 |
※指導教員については、退職等により変更になる場合があります。