作業療法学科

よくある質問

作業療法学科に関するQ&Aページです。
以下のような質問が受験生や保護者の方からありました。新しいQ&Aも順次更新していきます。

Q01特待生制度など学生にとって優遇される制度などはありますか

帝京科学大学には成績優秀者に対する特待生制度があり、それぞれの学科の在学生の中からの少なくとも1名の特待生が選出されます。特待生になると、授業料の一部が免除されるだけでなく、優れた履歴となり、就職にも有利になります。入学時、在学中に頑張った全ての学生に特待生のチャンスがあります。

Q02学納金が他大学に比較すると高いようですが

作業療法士となるために必要とされる1000時間の臨床実習は、大学や自宅近くだけでなく、遠方の施設で行われることもあります。その際、心配になるのが、交通費や宿泊費です。当大学医療科学部ではこれらの費用は、年度毎の実験実習費の中に含まれており、自己負担であったり、あとから別途徴収されたりすることはありません。

他の大学では実習に関わる費用を別途徴収するところが多いのですが、本学は実習に関わる宿泊費、交通費等さらに学内実習にかかる教材費なども学納金に含まれています。他の大学では学納金と実習にかかる費用を分けることで入学後に別途徴収すると大学が多くあります。そのようなことから本学の学納金は平均的な学納金といえます。
*詳しくは、帝京科学大学事務局広報室までお問い合わせ下さい。

Q03学内実習・演習に関わる材料費(装具・自助具)

本学の作業療法学科では学内での実習、演習などを重視しているので具体的に治療に用いるアクティビティーを体験したりスプリント等の作成を学生相互に行います。そのために材料費が思いの他掛かるのですが、本学では学納金に含まれているために、入学後に徴収することはありません。

Q04国家試験対策

国家試験は4年生の学年末の時期に行われるのですが、本学では1年生から国家試験対策を行っています。基礎医学科目、専門基礎科目、専門科目と各学年で履修する科目を参考にしながら試験結果を学生とともに振り返りながら今後の対策を考えていきます。

Q05国家試験模擬試験

国家試験の模擬試験は学内で行う模擬試験と業者が行う模擬試験の両方を行っています。さらにその試験結果をもとに個別指導を行っています。学外の模擬試験は費用がかかりますが、これも学納金に含まれています。

Q06求人 就職・進学に関するサポート(大学全体・学科)

大学全体としてキャリアセンターを中心に就職に必要な知識技術を学ぶ機会を持っています。さらに作業療法学科では教員と臨床で働く作業療法士とのつながりから本学に求人してくる就職先があります。求人数は作業療法士の場合には10倍から20倍程度求人があるところもあります。

作業療法士は、病院、リハビリテーション施設、老人施設、デイケア、地域在宅、通園施設、学校、保健所、リハビリテーション関連企業などと多岐にわたる就職先があり、世界の動向から見ても、今後も躍進していく職種です。本学作業療法学科の教員は、作業療法の学会・研究活動で、指導者的役割を担っており、全国の作業療法士との間に幅広いネットワークを持っています。さらに、教員は近隣の作業療法実施施設の開設にも協力してきており、これらの施設との強い信頼関係を築いています。このような実践現場との幅広く強い結びつきは、学生の就職に著しく有利なものとなります。

Q07卒業後のサポート

卒業後のサポートについては就職活動やさらには卒後研修などの取り組みを予定しています。常に学習を続ける卒業生をサポートすることも重要な役割と考えています。

Q08設備について

作業療法を養成する教育機関には厚生労働省の指定規則で必要な設備、備品が規定されています。それらに加えて本学ではさらに先進的知識技術の習得が可能な設備、備品を備えています。

本学の特徴でもある動物介在療法のための施設としてうまセンターがあります。

Q09アクセス

山梨県上野原市にあるので東京からは中央線を利用すると思いのほか短時間で着くことができます。ちなみに新宿からは約75分程度です。1時限目が9:40からなので間に合うように家を出るのは都内の大学に通うのとほとんど変わりません。

Q10勉強について

作業療法士になるには覚えることが多く大変なのですが、個人に対応した教育や相談に親身に応じる体制をとっています。助言担当教員とクラス担任がその役割を引き受けます。

本学には「助言教員制度」という仕組みがあり、1人の教員が5人程度の学生を担当して「入学時から3年後期の研究室配属まで」の2年半、学習や生活など幅広い助言を行います。1年生には高校のホームルームのような「フレッシュセミナー」という助言教員単位で行われる必修科目の授業が用意されています。また、助言制度を通して、先輩たちと交流することもできます。これに加え、作業療法学科は、それぞれの学年に担任教員がつく担任制をとっています。1年生から4年生までの4年間、同級生とともに担任の教員の援助を受けながら、作業療法士となるための資質を磨いていきます。このダブルサポートのもとで、充実した大学生活を送りつつ、ハードな授業や実習を乗り越え、国家試験という難関を突破する力をつけていくのです。

Q11保護者、学生、教員の連携

保護者、学生、教員の連携を重視し、年に1回保護者会を実施しています。すべては学生一人一人へのの対応を重視しているのでここでの情報交換は重要です。

Q12作業療法と理学療法はどのように違うのですか

作業療法では、一人一人が毎日何気なく行うことや、生活の中で大事にしていることなど、日常生活の中で行うすべてのことを作業とみなし、その作業をその人らしく行えるようにすることを目的とします。人が日々の作業をその人らしく行うことが、健康で質の高い生活に繋がると考えるのです。

作業をするためには、やりたいという気持ち、やる気を維持させる精神的耐久力、考える力、運動能力、周りの人から助けを借りる力などが必要になります。場合よっては、その人の力が十分になくても、環境が整っていれば、作業ができることがあります。このように、作業療法では、人の体や心や、その人を取り巻くものごとを見つめながら、どうすればその人が、「やりたい作業」、「やらなければ行けないと考える作業」、「周りの人から期待される作業」ができるようになるかを考えて治療を進めていきます。

理学療法は、人のもつ運動機能を最大限に高めることを目的とします。適切な運動機能を持つことが、健康でより質の高い生活に繋がると考えるのです。人が体を動かすためには、骨、関節、筋肉、神経などが大きな役割を果たしますが、理学療法は、運動療法、温熱療法、物理療法などを通し、どうすればその人がより適切に身体を動かすことができるかを考え、治療が進められます。

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