第31回 「みなさん「動物」は好きですか?どんな動物が好きですか?どんな動物と過ごしてきましたか?」(2011.4)
2011/05/25
コンパニオンアニマル(伴侶動物)のイヌやネコ。その生き物の一生が心地良いものであるようにと心を砕いて一緒に暮らすうちに、愛おしさが増しその生き物と強い絆で結ばれていると感じた人もいるでしょう。愛着関係で結ばれた動物との関係は、人同士の関係とは一味違う、特別で唯一のしあわせな気持ちを与えてくれます。ウサギや小鳥類、爬虫類、魚類、両生類もペットとして家の中でともに暮らしています。虫ギライの人もいる一方で、昆虫の飼育が趣味で家の壁一面飼育ケースを並べているという人もいます。
「きみの家にも牛がいる」という本は、生きた動物が姿を変えて私達の暮らしを支えてくれていることを教えてくれます。食卓にのぼる動物もいますし、カバンや靴も牛から作られています。この本にはその他にも、身近にあるモノと動物との意外なつながりが描かれています。
幼稚園、保育園、小学校に飼育小屋はありましたか?私は4年生の時、念願の生き物係になって飼育小屋のチャボとウサギのお世話と教室の金魚のエサやりを担当しました。理科の授業では1人1匹ずつモンシロチョウを育てました。アオムシコマユバチに寄生されてチョウにはならなかったけれど...。
虫捕りに夢中になったことはありますか?昆虫標本を作ったことは?昆虫って「動物」??骨格標本を作ったことは?
都会に住んでいるから、私達の暮らしと野生動物は無縁?いえいえ、窓の外に目をやれば、スズメなどの野鳥をはじめとして街暮らしをしている野生動物は結構いるものです。都心に棲むタヌキも話題になっています。イノシシ、シカ、サルが稲や野菜などの農作物に被害を与えているというニュースを目にしたことはありませんか?昨日の夕食のサラダももしかしたら、シカとおそろいのメニューだったかもしれません。
動物園や水族館。世界中の生きた野生動物を目の前で匂いや大きさを実感しながら見ることができる場所です。動物園、水族館は好きですか?遠足で必ず一度は訪れたことがあると思いますが、その他には何回行ったことがありますか?
みなさんにとって一番身近で頻繁に接するのはテレビなどのメディアでしょうか。カワイイ系バラエティから野生派ドキュメンタリーまで、動物を題材とした番組はいつの時代も人気があります。絵本や児童書、図鑑などを通じて動物と親しんできた人もいるでしょう。
"あなたは動物介在教育を通じて子どもたちに何を伝えたい?あなたは何を伝えることができる?"
あなたにとって「動物」とは何か。まずはそこから一緒に考えてみませんか。