第57回「オリンピックイヤーと五輪マーク」(2012.2)
2012/02/24
今年は1年が366日の閏年(うるう年)にあたります。閏年といえば4年に1度のオリンピックが開催される年ですね。
なぜオリンピックは4年に1度開催されるのでしょうか?
これにはいろいろな説がありますが、日本オリンピック委員会(JOC)は、「古代ギリシャ人が太陰暦(8年3カ月)の周期で祭典を行っていた。この周期が現在の太陽暦(8年)とほぼ同じことから、その後半分の4年に1度開催されることになった。」としています。近代オリンピックの第1回大会は1896年ギリシャのアテネで開催されました。1994年以降は、これまで同年に開催されていた夏季と冬季大会が分かれ、西暦が4で割り切れる年に夏季大会、西暦を4で割って2が余る年に冬季大会が開催されることになっています。
オリンピックのシンボル「五輪マーク」は、19世紀末クーベルタン男爵が考案したものです。5つの輪は「ヨーロッパ」「アジア」「オセアニア」「アフリカ」「アメリカ」の5大陸を表しています。そして5つの色は「水の青、土の黒、火の赤、砂の黄、木の緑」とスポーツの5大鉄則「情熱、水分、体力、技術、栄養」という説が有力となっています。
そして、五輪のリングの重なりにも決まりがあります。「左から右へ青、黒、赤を上段に、黄、緑を下段にリングの一部を組み合わせる。」とオリンピック憲章で示されています。
いよいよ今年はロンドンオリンピックが開催されます。 メダルの数も気になりますが、オリンピックは「平和の祭典」とも言われるように、世界が一つになり人々が平和に暮らせるように願いながら観戦したいと思います。