TEIKAジャーナル

(作業)ドリームキャッチャー

2018/01/29

 作業療法では、様々な作業を用いて治療を行います。
「人が作業することで健康になれる」と言う理論の基、作業療法士は国民の健康に寄与しています。しかし「作業することで健康になれる」と言う事は、作業することで不健康になる危険性もはらんでいます。私たちは、作業することで不健康になっている状態から、皆さんが健康になるためのお手伝いをしています。
今回から、作業にどのように意味を見出し、そして、それを利用しているのか、少し皆さんにご紹介していきたいと思います。

 第1回は『ドリームキャッチャー』を題材にしたいと思います。
 私も作ってみました!ドリームキャッチャーは、もともとネイティブアメリカンの中でも、オジブワ族、チペワ族、ラコタ族などにそのルーツがあるようです。オジブワ族にとっては、「クモの巣」は村を守るシンボルだったようです。彼らの神話の中には、部族のスピリチュアルな守護神であるスパイダーウーマンといわれる存在が出てくるそうです。オジブワ族が拡大するする中で、彼女1人で部族の全員を見守ることが困難になり、そこでドリームキャッチャーを作ったと言われています。
 『ドリームキャッチャー』は、悪い夢であれば捕まえて、良い夢であれば眠っている人の意識の中にゆっくりと羽を伝わって降りてくると言われています。
 おじいちゃんおばあちゃんが孫のために作ってあげるなんてことがあると、生きることに張り合いが出るかもしれませんね(^^)/
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